雪降る八月、花束を。

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俺スカ 7話 私的感想メモ

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

〜6話分は、タグより。

 

7話は明智が今の明智になった理由。父と子。ひとりの強さと脆さ。トラウマの根深さ。前回に続き、親子の「犠牲」について。心閉ざした明智が差し伸べられた救いの手や善意の同調を肯定できるようになるまでのお話。たった1人の家庭の問題に苦しみ荒れる男子をクラス全体で守るという理想。こうであったらいいのにな。

明智の父は会社を経営しており、中学生の頃はごく一般的で平和な家系だった。家に来る税理士に好きなサッカーを習い、無邪気に笑う明智。しかしその税理士はのち明智の父の脱税を摘発し家庭の雲行きが怪しくなる。荒れて酒に逃げる父親に声を掛けた明智は殴られ、止めた母も殴られる。父からのDVが始まった。明智の母は耐え切れずある日200万を入れた封筒と手紙を置いて家を出た。母の気持ちも察した明智は母を庇うが、殴られ手紙を取り上げられてしまう。カバンの中に残った200万の封筒を持って明智はひとりになった。脱税か、DVかは不明だが刑期を終え出所してきた明智の父は、再起するための資金源として息子の持つ200万に目を付けて集りにきたのです。自分の現状を周りに明かしていない明智は勿論学費や一人暮らしの家賃に使ってしまっており、それを知ると父親は学校を辞めさせ息子に自分のために労働を強いる。長井先生が退学届の件で父親と面談するものの、父親を諭す事は出来ず、原田先生に事を話します。原田先生は父と子にボクシングでの決戦を提案…というか強制する。家族を殴る父と、かねてより若林を言葉や態度で虐める明智は同じであり、2人とも殴り合いが好きでしょ、と。

以下は好きなシーンと気になった各個人の印象を順不同。

明智がクラスに来なくなり、心配する東条と若林。屋上のタコパシーンが束の間の癒し。今回怖いシーンが多いから…。

東条は明智への誤解を知り、そして無視をされ続ける原因は、明智の地雷を自分が踏み抜いたことだと気付きます。間違いに気付いたら、素直に謝ろうとする部分が東条のピュアで愛しい部分。自らも原田先生の言葉を受け瞳を揺らしながら、俺もこいつと一緒なのかな、と弱々しく呟く明智に、お前は絶対違うから!と泣きそうな顔で叫ぶ姿がまっすぐでとても熱いです。自分も若林を虐めていたことに関しては、若林が許していることもあり東条は直接原田先生から喝は食らっていないのですが、他人を介して度々チクチクと、自らが若林にしていたことのように痛感しているように見えて。イジメの事実は加害者も苦しめる、よく出来た構図だと思います。東条は過ちに気付き、向き合おうとする子なので、ちょっと向こう見ずだけど真っ直ぐで強いんです。6話分で書き忘れたけど、東条の母親はとっても明るく毎回授業参観にくるとのことなので、東条の発言だけが原因なわけではなく、明智の僻みも含まれていたような気もしています。

若林。明智に謝りたい、そう告げる東条の顔を優しい顔で見つめる若林が5話の逆パターンでニヤけてしまいました。明智と東条の関係を一歩後ろから見守りつつ、自らも明智を許せるかは謝ってもらってから考えると言い切る結構上からな発言のブレなさ。謝ってくれた東条を肯定する若林がいたからこそこの屋上の関係があるのでここの一言も個人的にかなりぐっと来ました。傷だらけで自分に向き合い何度も謝る明智を見つめ涙を貯め、のちに明智腫れた目を叩きこれでチャラだと笑う若林は優しさの塊。優しくも自らの意思に正直で付き合う友人は自分で選べる強さが若林にはあります。

…そんな2人が、リングに飛び込んで明智に駆け寄り、お互いのできる形で明智を守ろうとする画が7話の中で一番好きです。父親に罵倒され顔に唾を吐かれた明智に我先に駆け寄り顔の唾を自分の制服の袖で拭う若林と、明智の父親の前に立ち無言でガンつける東条。永井先生と原田先生のやりとりに、自分の出来ることをすればいい、という言葉があったのでこの2人の「出来ること」の形と差にひたすら痺れた。

明智は思ったより可哀想すぎました。結局明智の母も明智とは連絡を取っていないようで我が身可愛さに200万の事を伝えてしまったのか、それとも保護した警察?保護団体?経由で伝わってしまったのか。世間の綺麗事のように大人に期待をしても守ってなんかもらえない。荒んでいく心が手に取るように分かる生い立ちで。威圧的な立ち振る舞いと、教師になった理由は金目当てだと言い切った原田先生をターゲットにしたのも、大人とお金が原因で人生を狂わされたからと納得できます。自分に迫る脅威が怖く、人より秀で、人の上に立ち先に自分が制圧することで少しだけ安心を得て必死に自分の居場所と立場を守ってきた身、今更他人に頼れず、追い詰められて父親のいいなりになる他なくなってしまったんですね。そんな明智の現状を原田先生は強引にクラスメイト全員に共有させて、誤解を解き理解を求めます。明智は軽蔑していた父親と自分が同じと言い切られ、父親のことは一度も殴れずKO。一度気絶しクラスの輪の中で目を覚ました明智は、原田先生と自分の父親の決戦を見届けます。東条や若林と和解するも、やはり学校を辞めると告げる明智に私を倒してから辞めろと言う原田先生。明智がいくら殴っても倒れることも殴り返すこともなく、震える拳を受け止められ、崩れ落ち泣く。めそめそ明智が愛しいです。後に父親と再び対面、父は働いた分の給料を届けに来てくれました。…その場で一万円だけ抜いて。その時明智はあの日落とした、父のトレードマークの黄色いサングラスを返そうとするのですが拒まれます。持ち帰り取っておいた明智と、もう色眼鏡には執着しないぞと言わんばかりの父親のプライドが見えて良かった。完璧主義で意地っ張りなところが良く似ているんですよね。明智の父は本当に更生したのか?疑問は残る結末ですが、曖昧な表現でもお互いへの良い変化が感じられて私は好きです。父のかつて掛けていた色眼鏡を捨てたり割ったりはせず、最後は息子が拾ってくれる脚本が良いなぁって。

あと今回改めて気になったキャラは牛久保。冒頭でもういいよあんな奴、って言っていたのに父親に殴られ続ける明智をとても心配そうに見ていたお顔の差にまさかとギャップ萌え…。その場の中心人物を見極め、逆らうと痛い対象には従順で、ノリが良く、感情を隠さず当たりは強くも、東条より同性ウケしているように見えるし、空気が読めるというか自然に上手くやれる無自覚に器用な人の典型な印象を持っている彼。反応が一番リアルな高校生男子ぽくて好きでしたが、7話で明智を慕う気持ちがまさかの形で見えたので私の中の株が爆上がりしました。取り巻き(ごめんなさい)の皆さん、なんだかんだ明智大好きで微笑ましい!!

ふとした矛盾には、社会の仕組みを無知な子供こそ多分良く気付きます。その無邪気などうしてに、自らも納得して子供も納得する答えを見つけられる大人って一生のうち出会える人の中に果たして何人いるのかな。大概の人は自分の生活に必死でそれどころではないのはわかっていて。期待して、叶わなかった時に相手を恨んだり悲しくなるくらいなら最初から自分一人で完結したい。人に期待をしないので、私にも期待をしないで欲しいみたいな。変な正義感や自己犠牲の思考とかこの意固地な考え方とか…6〜7話で原田先生が里見先生や明智に突きつけた言葉のまま、思春期に親に対して不快だった部分が、少し形を変えただけだったりして。よく似ている。未熟な私の一番身近な成熟した人間が両親でそれを見て育ち、この先書類上縁を切ろうが、誰がどこで何をして、誰が先に死のうがDNA上この家族の中で生かされた事実だけは覆らない。家庭環境に限ったことではないけど、我慢や不本意、憎しみが募り募った負の連鎖は悲しいよ。

このドラマのような話も、本当に届くべき方に果たして届くのかどうか。でもこうして映像という形になることで、人目に触れたり話題になる機会になるから良いですよね。親も子も、未来への道が開けたり、助けが必要な病める心が見つかって救われる事を願います。助けが必要な心に気付いても、周りや本人の意思に拒まれたり自分のリスクと天秤にかけて踏み込めないことも多い。原田先生のように、常識に囚われず壁を無理矢理壊さないかぎりその先がどうなっているかなんて分からないけれど、壊した壁の瓦礫の下敷きにして傷付け逆に殺してしまったら意味がない。その点では、原田先生は明智の中の強さを見抜き、どうにかできると判断した。信じてくれていたんでしょうね。一人一人患部は違うだろうし親子問題って難しー!うう、自分が親になれる気がしないわ、今はなりたいとも思えない。

前回と今回で色々書いてますが私は家族は普通に好きです。

でも親子として扱われる機会が多かった昔よりは、別居してたまに遊んだり会いに帰る友達のような今の関係の方が楽です。…お互いに好きな場所で生きられて、良い顔できてるなぁと思うのでね。それを許してくれる家族なんで、私も恵まれていると思っています。

 

とにかく明智が救われてよかったー!!そして予告の女装!!重苦しい雰囲気を吹き飛ばした爆弾すぎる予告映像だった8話が放送されましたね、また間に合いませんでした泣

まだの方は心の準備してレッツ8話!

みんな可愛かったし、いい話だった!

ではまた。

来週も土曜22時は俺スカ!!もう直ぐ終わっちゃうの寂しいです…。

引き続き一緒に楽しめたら嬉しいです。

ありがとうございました。

俺スカ 6話 私的感想メモ

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

多忙につき遅延しました。感想ブログなんで極力一週間以内に書きたいんですが…。

個人的にメンタルにクる内容が多くて執筆が思うように進まなかったです。ぼんやりでも思ったことを整理がてらそのまま書いているのでふわふわしています。

〜5話分は、タグより。

 

6話は「結婚」についてと子の幸せ、親の幸せ。逃げられない血の繋がりや、求められること対自分の気持ちの在処。2組の対照的な親子から見る、愛とは…と言ったところ。

原田先生に出会い、教師の仕事にやる気を取り戻したころ、病院の院長の父に結婚と教師を辞める事を強要された里見先生メインのお話。結婚して家庭に入ることが女の幸せ、では無くなった現代の少々デリケートな問題。

一度妥協して失敗したら、親のせいだと恨める親が存在する…結局は裕福な家系に、親に守られる里見先生は恵まれていると思います。楽ではない道であれど、里見先生は自分の仕事も恋も諦めたくない!と言い切る姿はカッコいいし、里見先生の教卓に立つ姿を見て、一度は勝手に婚姻届に名前を書くような父親が夢を追うこと許してくれるという綺麗な終わり方でした。いいお父さんだった。お父様の病院の後継の建前より、娘を大切に思う気持ちが強くて良かった。これが前者を取ったり、もし里見先生が少しでも婚約者に気持ちがあったらまた結末は違ったのかなとも思います。婚約者の財前くんは普通に里見先生を想ってくれていたのにちょっと可哀想でした。

一方、また別のベクトルで威圧的で強烈なビジュアルの明智父の登場。黄色サングラスの蛇睨みのインパクトよ。板尾さん流石です…。出所してから初めて会うなと言うあたり、受刑することなんて明智の言う「武勇伝」程度のものなのでしょうか。前科がついても今更痛くもかゆくもないように聞こえます。息子から自分の事業の再生のために金だけを取り上げにくる父には愛がかけらも感じられません。対比的な二つの家族が際立つお話でした。

6話は東条も若林も出番が少なめ。冒頭で仲良く一緒に登校してきて明智にバッタリするシーンがあります。登校も一緒なの?タピオカのお店の話しながら登校してくる東条と若林仲良しすぎ…癒し担当。ここで互いに察知すると静止する明智と東条、2人の間の凍る空気を感じながらも我先に靴をしまう若林の強さにぐっときました。そして明智が若林に5話の愛理の話を振った…!ここは見ていておおっ!?って思った部分。明智が愛理の本性を知って、騙されそうな若林の身を案じた…?し、それに対して無視せずしっかり返答できる若林、明智に対しては無視に無視を返したまま1人黙る東条、と短いながらも三人の6話時点の関係が明確に描かれていて好きです。明智については次回、じっくり書けそうなので書きます。

親や家系から与えられるものに満足するか、満足はせずとも妥協するか、諦めないか。強要される選択肢のない希望と、逃げられない絶望。毒親という一言で片付く言葉が流行る現代ですが、そんな表現は使われませんでした。里見先生の父は娘への愛と不自由な自分の妥協人生への不満がそうさせていて、里見先生も妥協したらそのまま自分の子に無意識に同じことを繰り返すことになっていたかも。親の期待に応えるべく人生を歩むのは間違いではないけど、少し違和感を感じてしまったらちゃんと向き合わなきゃいけない。妥協婚自体は望むならしてもいいけど、絶対子供には聞かれちゃダメ。何故なら聞いた子供も悲しいからです、聞かせる気はなかったとは思っていたいですが親戚や祖父母のへの見栄のために生んだとか、子供心に聞いて悲しくなった経験があります。その一言は呪いです。親に笑って欲しくて頑張る子供が自分は親に支配されていた、裏切られたと感じた時の怒りや憎しみ、悲しみは計り知れない。夢や本当の自分を諦めて悔しいのは分かる。でも妥協する運命を選んだのは親自身でありのちの私自身かもしれない。生まれてくる子が責任を感じて合わせる必要は本当はないと思いたい、来る未来に同じ運命の強要はダメ。親子という繋がりに甘えず、人として尊重できるといいよね。身をもって感じています。自分が不幸だから他人も不幸になれの言い換えを唱えずに生きていけたらいいのに。綺麗事を言えるほど清くも賢くもないけれど、それが親子関係なら尚更、正しいとか正しくないとかじゃなくて、寂しくて悲しいです。

原田先生のようなパワーが欲しいなあ。

 

色々濃ゆい7話分は、後ほど。

8話の予告で記憶を飛ばした分を補完しなきゃ…。道長好きは日々供給過多で参っています。若林優馬こと長尾くんのおかげで日々考察が楽しい。最早自分語りになにわ男子や長尾くんのお名前使うなって言われたらごもっともです。ごめんなさいね…。

今回もお付き合いありがとうございました。

 

土曜22時は俺スカ待機!

8話からでも是非…笑

俺スカ 5話 私的感想メモ

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

〜4話分は、タグよりどうぞ。

 

初めての恋とか、愛とか、信頼とか。思いを伝える大切さ。喉に詰まる言葉を原田先生の圧で清く押し流す第5話。

若林の一目惚れによる初恋をめぐる感情豊かな回です。当事者の若林と、4話で仲直りし若林の恋に気づき応援したい東条、若林に一目惚れされた他クラスの生徒愛理を中心にわやわやしていく。原田の一声で女子を中心に若林プロデュース計画が始動します。興味があるクラスメイトが増えていき、予告の絵の様に若林の初デートは大所帯に。愛理の真実を知ってしまった東条が若林にそれを言えなくて苦しみ、それを知ったクラスメイトと原田先生が見守る中で若林は愛理と「決戦」を迎える。結果若林の恋は実らずに終わる。しかし最後は原田先生の一声で逃げず自分の気持ちは伝えることができた若林でした。

東条!東条ポイントの多い今回。裏テーマは東条の心情なのかと思うくらい。屋上飯も教室で堂々と東条から誘って腕引っ張る姿にはびっくりしました。孤独でなくなり、コソコソせず元のノリと笑顔が戻った東条の周りには以前から好意的な女子グループ中心に避けていた人が戻ってきます。彼の人望です。ダチには優しいヤンチャ男子の鏡。それに加えて以前の東条にはなかった優しい目線や口調をするようになった変化が。「好きなの?」の問いに若林がテンパったらごめんごめんとすぐ謝るし、連絡先を聞き終わったあと一緒に呼吸を整えてあげる姿にとてもキュン。愛理達に呼び出され愛理が若林ではなく明智を好きなことを知った上、連絡先を聞かれた際には、「明智そういうの嫌いだから」と言い切る、話さなくなっても変わらない明智への信頼のようなものが熱い。この件で若林が遊ばれていることを知るが、おどおどしながらもどこか嬉しそうな若林の顔を見ると真実を伝えられない。1話で東条が若林に似たようなことをして、自分はにげるような事を口にしているのも視聴側としては唸るところ。デートの洋服選びでもふざけず若林が着ていても自然な服を選んであげられるのとか、若林との関係を大切にしている姿がとても好感です。

若林!頑張ったよ若林、キョドり具合がリアルで初恋の混乱が分かりすぎる。クラスを覚えて見に行ってしまうのも、話しかけられたら顔に出てしまうのも本当にかわいい!!東条と原田先生にとってもとっても愛され()、クラスメイトに茶化され盛り上げられながら、初恋に浮かれ奮闘する若林は健気そのもの。東条のおかげか教室でも若林の机の周りに人が集まりだし、少しビビりつつも東条以外とも笑いあうように。チラッと映った愛理とのラインのやりとりもかわいい。ファッションショーもかわいい。見る側が混乱してるるるるである。すみません…真面目に書きます。連絡先を交換してから、愛理にデートに誘われた事を東条と先生方に自分から話せた若林に成長を感じます。懐いていて微笑ましい。愛理に一方的に話され、一度は傷付いて黙るも原田先生に後押しされて思いを言葉にもできた。好きでした、今は嫌い、でもちょっと好き。選んだ言葉が苦しいほど愛おしい。るっるるるるとバグった若林が呼んでしまったのはとんでもない女狐(狐来ちゃうよ、は北の国からのネタでここにかかってるんですかね…?好きです!)で、恋が叶わなかったこと、自分の見る目がなかった事、多分他にも色々考えて、クラスのみんなに見守られながら誘うはずだった水族館のチケット片手に涙する若林の絵がとてもきれいでした。若林、愛理のことは残念だったけどこんなに人に囲まれてて。少し前までひとりぼっちだった彼が。

5話ではみんなの敵な愛理の気持ちも分からなくないところが。気持ちのない異性に分かりやすく好意を寄せられたからって最初からあわよくば利用してやろうな気持ちというよりは、健気で初々しすぎて、断るに断れない故の話なら分かるというか。相手は屋上から飛び降りた得体の知れない男の子だし、中途半端に断ると執着される怖さもあるし人目も気になる。愛理の言い分を信じるならこちらも相談した友達に面白がられて乗せられただけかもしれません。女は怖いし本音は時に残酷だ…。愛理もどこか本命の明智に自分から対面する自信がなくて、恋に弱気なのかもしれないです。変わる前の東条の知り合いというのが皮肉。

華麗に愛理を振るカッコいい明智。4話の一件で原田先生を見直した取り巻きの面々に離脱されるが、1人になっても先生を辞めさせられるかのゲームを続けると言い切る。学生時代の武勇伝のためと言い捨てる明智の本心は謎のままだけれど、東条に嫌がらせをする様子もなく…淡々としているように見えて、1話よりクラスでの笑顔が減り、大人びた思考はもとよりですが周りに合わせなくなっているように見えます。寂しい。

 

東条が傷付けたくなくて若林に言えなかった事実を早々に言い切り、若林が「もういいや、自分なんか」って負の気持ちを飲み込もうとしてしまう時、思ったまま言いたいことを言っていいぞ、怒っていいんだぞって背中を押して(突き飛ばして?笑)くれる原田先生が凄くいいなと。若林だけでなく東条の知った事実を本人や他のクラスメイトもいる前で言葉にして葛藤を晴らすのがまた。原田先生が間に入ることで、もし何かあっても東条と若林が本人同士10割恨み合うことは無くなるし、東条が若林に悪意がなく、関係を大切に思っていることがとても良く伝わります。すごく恥ずかしいね東条…自分が気付いて先生に打ち明けたことまでバラされてしまった…ちと不憫かわいい子…まっすぐなところも重なり、なんだか道枝くん本人に似てきたように見えます…愛しいです…。

人を許すことと、自分の苦しさを我慢することは違うということが、4〜5話にかけて若林が体感したり私がぐっときた大切な部分かな。優しさ=我慢だったり、他人から見た都合の良さを優先することが正で刷り込まれると、一時は良くても負の感情が蓄積されて自分を責めて精神を病んだり、結局周りのせいにして不憫を盾に皮肉屋のまま生きるような暗い性格になってしまうかもしれませんでした。それだとまた、将来マスクの若林に戻ってしまう。原田先生のような怒りっぽい人や愛理のようにとことん利己主義や感情的な方が常に元気にみえるのは自分の気持ちのまま怒ったり嫉妬できるから。必然脳は自分を優先する。脳への負荷も少なく、生き物として生き生きできているだけ。ただそんな人たちも、全くの考えなしでは多分ないはずで。ただ前回の工場長に続き、他者を馬鹿にしたり利用して美味しいとこだけいただこうとするならば痛い目に合ったり冷めた目で見られるかもね、という教訓のようなものかしら。

許せる心は大切だけれど、自分が嫌なものを拒む事も時には大切で決して間違ってないと伝えてくれる話構成は個人的にとても好み。容易に人を叱るどころか、些細なコミュニケーションも配慮が必要になった現代で、架空の人物からのありがたいお説教。口調は怖いけど、こんな先生がいたら確かに良かったかもと思えるようになってきた。

性格は合わないけど心強い原田や東条という自分のことを思ってくれる味方、上手くいかず弱る自分を笑わずにいてくれるクラスメイトが周りにいて、もう1人じゃないこと、人前でも感情的にまだ涙を流せる若林自身もとても恵まれている。良い変化は感じるものの、何から何まで上手く行きすぎず、若林が調子に乗りきらない自然な展開に好感です。青春だ。長尾くんのファンとしての感情は若林を泣くまで傷付けた愛理はこの先地獄に落ちれば良いと思うし(容赦なく笑)、あれだけ悲しんだ若林にはどうかいいことがあって欲しいなあと思いますが…。モヤモヤを我慢して飲み込もうとした若林の人の良さも、東条の過去の自分と対峙するような葛藤も、原田先生の勢いも良かった第6話。息抜き回かと思ったら、結構グサグサされました。着せ替え人形にされちゃう若林はかわいかった…悔しくて男泣きする長尾くんは痛ましいです。恋するお顔もずっとかわいくて。地上波で1話ほぼ丸々自担のお顔が堪能出来たことが幸せすぎました、ありがとうございました…長尾くんの演技が刺さるのは言わずもがな。だってファンだもの。

 

次回予告でも仲良しな東条と若林が…♡ZIP!スペシャルコーナーで指相撲していたのは(大変可愛いので2人が好きだったり刺さった方、未だ見ていない方は是非探してみてください)どちらかといえば仲が良過ぎてただの道枝くんと長尾くんだなーと思っていたんですが、結構すでにこの東条と若林なのか!?すっかり安定コンビになってて本当に愛しいです。みちなが好きは殺されるのか…?楽しすぎて調子乗って書きすぎてしまいました。自分で次回のハードルを上げてしまう…文字数減ってもご理解ください…。

いよいよ明智に絡む展開が?里見先生の恋路?え、結婚?どうなる?第6話も楽しみにしてます。

 

拙い文面にお時間頂戴した皆様、すみません。ありがとうございます。

 

では今週も土曜22時はテレビの前!

俺スカ待機で!♡

俺スカ 4話 私的感想メモ

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

 

自分がひとやものを受け入れること、受け入れてもらえた事や拒否された事を察しなければ反感を買うこと、謝れば許されるのか。

ごめんなさいとありがとうの理想形。

手間になっても伝えたい感謝の意と強要された謝罪を対比にみる第4話。

 

職業体験回。個人的には描きたい心情がわかりやすい回でした。

工場へ行く明智組の面々(書き方…)と、探偵事務所へ行く原田先生組。今回原田先生が直接倒すのは生徒先生ではなく明智達の職業体験先の工場長。私は駒井がタイプです。駒井と怒声の後のおばあちゃんのゆっくりとした口調が本当に癒しです。東条と若林が先生が介入せずとも、自分達で歩み寄る姿に成長を感じます。「関西ジャニーズJr. お笑いスター誕生!」の道枝くんと長尾くんの出演シーンのオマージュかな?と思える構図も何箇所か見つけて…!がっちりそこは狙われてる感がすごい…笑

若林は冒頭から東条の様子は気にはなるものの、声は一切かけず、屋上に東条が来たら露骨に嫌な顔。原田先生と一緒にいたくて書いた体験先に東条もくると分かりまた嫌な顔。顔がとても素直。探偵事務所を即答して、事務所にお邪魔した際に生徒用の4人テーブルではなくわざわざ椅子を引っ張ってきて原田先生の近くに座る忠誠と東条達への警戒っぷりが可愛くて。面白いくらいのぶおにしか心開いてない…笑。人探しのために原田先生により東条と組まされた際、しつこく一方的に話しかけてくる東条に、今度は怯えずに冷めた顔でお前を許してないと言い切ります。大人たちの一連のやりとりを聞きながら思いつめたあと、一度拒絶したのに、もう一度と懲りずに声を掛けてきた東条の声に足を止め、謝罪を聞き受け入れました。クラスで孤立していないものとして扱われる気持ちや、教室でお昼を食べたくない気持ちを知っていて、そして中学からの2人の様子と東条の孤立の原因を見ている若林だから、人探しの依頼人のおばあちゃんの言葉と工場長と原田先生のやりとりで心が動いて最後東条を許せたのかなと思っています。優馬という名前の通り、優しい子でした。ぎこちない笑顔と主題歌をバックにした不慣れな返答が愛しい。

東条は割と素直というか、2話でありがとうもごめんも言える子だってわかっていたので…ただ、2話で明智に感謝したつもりが地雷を踏み無視され、今回も冒頭若林と会話しようとして拒絶されています。調子ノリで言いたいことがすぐ口から出てしまうというか、考えなしに発言してしまう子なので知らず地雷源を走り回って傷付いてから苦悩している不器用な印象が。他人の事情を考えられなくて傷付くばかりで。明智に何一つ勝てず、クラスでの居場所も明智ありきだった事実が更に劣等感を加速させて辛かった…。避けられてる位は分かっても話し相手がいないと寂しいのか、自分から声掛けに行ける勇気はある。一度拒絶されても、再度しつこく謝り続けてイジメていた若林と仲直りしようとするのはどう考えても軽率なんだけど、2話から変わらず東条の選ぶ行動は自分が思ったらまっすぐ。名前の漢字通りに正義。思春期で大半が無くしたり隠してしまうものをまだ持っている子です。一言で言うなら、思考が子供っぽいで済んでしまうんですが、大人びた思考だからといって何でしょうか。ある程度回避はできても、結局最後は受け手次第では…?度々傷付いても自分の思いを伝えられる素直さを捨てなかった東条。今後若林を強引ながらも陽の下に連れ出してくれる良いコンビになりそうでワクワクしてます…!

今回の明智がキレるきっかけは友人の駒井の仕事を否定し自分達を邪魔者扱いした工場長。もれなく気にくわない大人に噛み付きます。周りは守るし、やっぱり余計な一言を言ってくる大人が嫌いなのかな…目上を黙らせられる自分に価値は感じてそうだけど、感じたことのある不満や葛藤が明智の声や態度で形になるのはスッキリする。敵に回すと怖いけど頼もしいから、クラスの中心人物なんでしょうね…。今回原田先生と明智の勝負ではありませんが、流れでは明智の提案で、責任を取り退職狙いか名指しで原田先生が呼び出され、探偵事務所組と合流して物語が動きます。

 

いやあ東条と若林、半強引にも仲直り…?おめでとう!!!原田先生も直接は間に入らず、許し合えたのが何より微笑ましかったです。少年の繊細な表情や空気感を堪能できる、みちなが好きの神回。テテーン♪東条が仲間になった!▼

多少性格が違っても、全部は無理でも、受け入れ合えばお互いに良い方に向かえることがある。「自分」と「相手」の個性が共存できる友人関係や信頼関係って続きやすいと思うから、ドラマのコンセプト的にそれが言いたいのかなあと思ったり。ダイバーシティ。原田先生は工場長のことは最後気持ちいいくらいにdisってましたが…要求を「受け入れられるか」…劇中でいう謝罪行動を飲んだとしても人間的な個人の「好き嫌い」はまた別物だから、これは多分矛盾にならない。

工場長みたいな方は、自分に害がなく仕事や勉強の出来る人間は正当に評価してくれたり懐に入ると強い味方であったりして、口悪くても効率化や采配は上手な事も多く、恐らく本人も苦痛の中の努力で出世した方々なので、近年の平等化やハラスメント問題をみるとその人達の今までの社会での生き方まで否定拒絶してしまうのは悲しいなあとぼんやり感じているんです。だからどうするが見つからず私も鈍臭いので大概煙たがれる側のため同情したら刺されそうだしこちらから接点を持ちたいとは思えませんし。今回みたいに嫌みっぽくて責任逃れたい楽したいが見え見えだと印象悪いですが…。昇進しても責任だけのしかかって仕事は楽にならず、町工場の景気も良くなく給与も少なければ余裕が無くなってしまうんだろうな。学生ではなく働く身なので、どう考えても今回の悪役である工場長にもなんだか同情しました。多様性を受け入れるとは…?いやフィクションを下手に深く考えるのはやめよう。

…今更すぎか笑

1話では明智に先生になったのは金の為と言いきった原田先生。でも今回、やりたいことの一つに先生もあった、他にもある、と里見先生に言っていたのが印象的で。里見先生の乙女モードめちゃくちゃかわいい…。

 

あとは次回予告が楽しみすぎて!というか残り半分の時点で若林に一緒にタピったりご飯を食べてくれるクラスメイトが出来て良かったです。最終回までにはクラスに馴染める流れを感じてきた…!

3話4話が要所胸糞悪…怖かった分(あ、いや、面白いんですがね!色々思うことあるので汗)平和で楽しい回になりそうで!真剣で本人も大混乱な初めての恋を茶化される若林の気持ちは察しますが、人の恋路ほど面白いものはないというのも分かってしまう…。恋する前に話し相手が出来て良かったと思ったけどそうじゃない、人に心を開き始めているから恋ができるのか…?

恋する若林が超楽しみ。まさかの二度目のメイン?回、長尾謙杜くんの1ファンとして本当に嬉しいです泣

こんな毎週長尾くんの演技が見られるだなんて…。若ちゃんをめいっぱい可愛がってくれてありがとう、制作スタッフさん方ー!

 

記事を読んでくださる皆様、貴重なお時間を頂戴するには無知と拙い文面ですみません。

ありがとうございました。

 

ではまた、土曜22時に。

毎週土曜夜は俺スカ♡

俺スカ 3話 私的感想メモ

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

 

前回の1話2話

http://170815snow.hateblo.jp/entry/20190504/1556964865

に引き続きの更新です。

 

3話しんどかった…。

学校が嫌いだったとか、なんらかの原因で好きではなかったひとの地雷要素盛りだくさん。多方面で生まれていく問題にリアリティがあり、各々深い回ではありました。

あのざわざわ感が苦手な方は無理な視聴はおススメしません。これはマジなやつです…楽しいはずのエンタメで、苦しみたくはないので…でも、元気があるとき見て欲しい。きっとその為に作られたお話だから。

 

親の期待と子の気持ちのすれ違い、たった1人のルール違反からのクラスの連帯責任、クラスメイトから向けられる痛い視線とわざと聞こえるように漏らされる不満、そしてそれを乗り越える不登校生徒、1話にも少し出てきた阿久津仁愛くん演じる光岡メイン回。

 

原田先生は光岡の事情と母への気持ちを汲み取り、かなり強引にも学校に復帰させることに成功。かつ、テレビジョン5/17号によると若林に続き光岡からの信頼も得られた模様。

元は成績優秀で学校にくれば話せる友達はいても家庭の事情で遅刻を免れず、時間で閉まってしまう門の所為でサボり癖がついてしまった光岡は、久々に学校に来て受けたテストで授業に出ていなかった自分の真っ白な答案用紙が許せなかった。母親には学校に行っていなかったことは話しておらず、建前もあるためカンニングをしてしまう。丸写しの答案によりバレ、クラス全体が問題を変えた再試になる大ごとに。もちろん不満の矛先になり、余計にクラスの人目が怖くなり足がすくむ光岡を原田先生は引きずり出します。光岡母も理解ある、息子の本心を無視しない優しいお母様で良かったです。弟妹がかわいい。あと今泉ちゃんが天使。

一方、一度目のテスト中から光岡のカンニングに気づいていた明智。原田先生を辞めさせる方法として再試にクラス全体でのカンニングを企むも、原田先生のまさかの行動により失敗。また、若林にバイト中の姿を見られ、バイト禁止ではないのかと言われるも一蹴。東条とは2話後口を聞くことはなく、視界にも入れない徹底ぶり。再試後、家に帰ると1人意味深に泣いていた。1話の冒頭のヒステリックなそれや2話後の東条の扱いから実は地雷が多くて思考が根深い気がしてくる。

あと東条…今回は終始つらい…。明智には目も合わせて貰えず、つるんでいた仲良しイツメンは全て明智のもとに付き、クラスで孤立。「東条と絡むと自分が明智に睨まれるからうまくやっとこ」の心が透けて見えるめちゃくちゃリアルな学校ぽいハブられ方で心がチクチクしました。孤立した若林を執拗に虐めていた彼が「明智の取り巻き」としてしか思われず、それを失ったら1人になってしまうのがなんとも…。幼馴染の川崎ちゃんが少し気にかけてくれてるのが救いかな?(2話分あんまり書けなかったので、また時間があるときに見返して書きたい…。)最後、若林が声かけず教室を去る演出が好き過ぎて唸りました。今すぐにでも原田先生と若林に笑わない東条を救って欲しい気持ちと、1話を深くするならもう少し2人は拗れてもいい気持ちが半々(こら)。

すっかり原田先生のオトモになった若林はちゃっかり光岡の保育園のお迎えに付き添い、自宅に上がりご飯を食べるまでの図太さに。原田先生の後ろや隣にちょこんといるのが可愛い。のぶおといれば向かうとこ敵なし感はあれど、今回若林が1人で、自分の意思で、今回自ら明智に仕掛けるもやはり負けてしまうのもまたリアル。あまり声量がなく尻すぼみな震える声、怯え具合が思わずよく頑張ったと抱きしめたくなってしまうそれです。まだまだ気は弱くて怖がりだけれど、勇気を絞り出してまた自力で一歩前に出た若林でした。

 

私事、某シーンが辛くて正直テレビを消そうと。とっくに学生でもなく、輪の当事者でもなかったけどあの空気が本当に嫌いで仕方がなくて。今思えば何がそんなに憎らしかったのかわからない、きっと思春期特有の世の中に対する不満や行き場のない気持ち。わざとらしい騒々しさと人の目がその象徴のようで。誰かに何かをされたわけではなく、学校という箱にいた醜い私が嫌いで思い出してしまうから、トリガーになるものは生理的に危険を感じて避けたくなってしまうんです。色々あったから、親の期待云々部分も耳が痛くて。

でも、目を逸らさず見れたよ。ちゃんと最後まで見ました。向き合ったら、思ったほどは思い出さなかったし、怖くもなかった。

好きの力ってすごい、ここまでくると執念や意地かもしれない。見終わった時涙こそ出ませんでしたが、頭の中の雲がほんの少し晴れた気がしたとでも書くべきか…成功経験の一つとして、自信を持って大事にしまっておきます。

でも弱ってる時に見たり細部に着目した繰り返しはしんどい回なので、自分用に多めに感想書くことに…笑 地味に活躍が多い若林くん癒し。

 

3話まで見ましたが、キャラクターそれぞれ自分がやった悪い分はそれなりに痛い思いをするからそこはスッキリしていていいですね…。スカッとする笑

学生時代って不器用で不安定だからこそ大人になってからもその時間を大切にできるのかなあ。フィクションで描かれる思春期の葛藤って惹かれる。

若林の今後の情報担当としての暗躍や変化が楽しみ…。動物が友達の設定まだ出てきてないし!東条と仲良くなるのか、和解はするが距離を置くのか。

あと原田先生と里見先生のフラグが!!!!個性豊かなゴリ学!相関図の変化に置いていかれないようにしないと。

明智は「(遠回しでも)自分の好きな誰かを守るため」に噛み付かれたり阻まれたりするのも気になります。2話の東条も、今回の若林も。個人的光岡とも意味深なリンクがあったように思えて、家族の何かがあるような気がしています。愛だけに飢えた秀才はあまりにつらいな、でも最後はきちんと原田先生が救ってくださると信じて。

 

続きとっても楽しみです。

 

毎週土曜22時はテレビの前!

俺スカ待機!

俺スカ 1話・2話 私的感想メモ

2019年4月20日(土)放送開始

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

見ている方も見ていない方も。良ければ覗いてってください!

 

初回の印象はずいぶんとぶっとんだドラマだなぁと。でも、個人的に面白さは感じます。

 

私がこの作品を2話みた後味は

「ああ、これは教師側の夢か。」

と。教師サイドがこんなにやりたい放題できる高校は実在しません。これは原田先生に限りません。もっとコメディに見せかけた現代版金八先生というか、デリケートなドラマかと思っていましたがそんな私の先入観は1話のラストで原田先生が校門と一緒に重機で壊してくださいました笑笑あれはひどい笑笑笑

 

しかしどこか、引っかかるところがあるドラマです。今のところは学生のうまくいかない部分や問題と並行して、必ず教師や学校側にもやるせない部分や問題が新たに生まれたり見つかる部分が面白いです。

都合に合わせて大人にも子供にもなる現代のリアルな高校生と、ルールを作りけん制するも生徒に苦い顔をされるだけで縛りきれなかったり、逆に自らも縛られて思うように動けない教師サイドにゲイで女装家の原田のぶおが毎話新風吹かせるストーリー。

古田さん演じる原田のぶおのキャラクターインパクトは言うことなし。原田はあくまで「男が好きな男が美しいと感じる女性の格好と口調をしている」という立ち位置…かと思っていましたが2話時点で仕方なく仕事やお金のためにしてる説も考えられるなあと。予告でも流れていたインパクトのあるシーンの他に、第1話で印象的だったのは(ホームルームで明智に教師になった理由を聞かれて)「金。」と、(副担任の田中が答えたLGBTについて)「心の性別ってなに?」です。出勤前にお薬を2種類飲んでいることや、娘さん『また』揉め事を起こさないか心配されている点も気になります。第1話は怒鳴り声の印象が強かったのですが、2話では怒鳴るシーンが少なく、少し穏和になったような。女の子に優しい部分と、若林と仲良くなれて気持ち味方ができたからかなぁ、なんだか人間らしくて微笑ましいです。

長尾くん演じる若林優馬は1話のキーマン。表情を見られたくない為に常にマスクをしていて、他の教師にもマスクをすることでクラスに居られることを察されてるほどの有名っぷりなので逆に目立ってしまっている。ちなみにポケットに予備もある。流石に食事の時は外していたところを原田先生に目撃されマスクを外すよう促される。このシーン、TV誌の事前情報やあらすじだと無理矢理外そうとする〜のような書かれ方だったため剥ぎ取るシーンを想像していたが実際には口撃というにも弱い諭す口調。若林も思ったより反撃できる子で。でも、若林視点だと触れられたくないものに触れられた事には違いないです。奇遇にも自分を利用しに来た東条に乗せられてしまいます。東条の「お前が勝ったらなんでも言うことを聞く」がどの程度響いたかわかりませんが、怯えながらも自分の平穏を脅かす2人を一度にどうにかしようとするんですから、この子もなかなか…です笑 結果は原田先生に諭され、仲間第1号になる若林ですが、マスクを取り生まれ変わります。2話では絶妙にうざい悟り具合でからかう女子に落ち着いて応答していて、もうマスクしなくて大丈夫なのね!どもってない!おめでとうの気持ちと、ああこの感じ、心当たりが…。(私か…?)これからクラスに馴染んでいくのか、我が道を行くのか…楽しみです。マスク着用時の瞳だけの表現にも是非見て欲しい。長尾くんの演技が好きですー♡泣

道枝くん演じる東条。1話では悪役を演じきりました。男女問わず周りに常に人がいる中心グループの1人で、やたら若林をいじめる。若林くんのことはクラスや中心グループがいじめているというよりは東条1人がいじめている。なんか微妙にリアル。1話の若林を利用する策も否定はせずとも明智は傍観。いざ、若林が屋上から飛び降りそうになると心配や不安を含んだ顔で見上げていて。何故よ、君が命じたのよ?絶妙な表情に情が移る役です。ずるい。続く2話で純愛を貫き株を爆上げした東条。いやあれはずるい。好きになっちゃうやつだった。明智へはごめんもありがとうも素直に言える子。2話ラスト明智にキレられてたので、ここ2人もどうなるか楽しみです…!若林がかつて東条になんかしたんか?って思うくらいいいやつ感を売ってくる。怪我で辞める他なくなったが中学時代はサッカー部。

永瀬くん演じる明智。黒幕オブ黒幕。得体の知れなさと絶対家庭環境に問題がありそうなクラス一頭の良い中心人物。単刀直入に言うと2年3組のボス。「誰が原田先生を辞めさせるか」ゲームの提案者。自分の予想外の事態が起こると機嫌が悪くなる。1話のラストで、原田先生が生み出したピースフルな景色にご機嫌を損ねている姿が印象的。2話では自ら美味しいネタを掴んで大手をかけるものの、東条の幼馴染への想いに負け不発に。恐らくは安い同情を嫌い、東条に噛みつきます。秀才だが、冷たいので女の子にもモテないらしい。中学時代は東条と同じサッカー部。辞めた理由は不明。

 

1話では、定刻10分前に閉まる校門と、若林のマスクを取り除いた原田先生。

シャットアウト、なるほどね。でも不登校の光岡は門があっても無くても引き返します。この辺リアルで難しい話ですね。そしてまさか冒頭のクラスのわちゃわちゃシーンがあのラストとは。ハマグリゲーム本来なら人にさすってもらって驚かす遊びだけれど、若林は自分で開けてしまった。クラスメイトに騙されて驚いた明智とは対照的だし、1話は若林が自らにちょっかいかける東条より明智を見ている気がして。この伏線?遊び心?めちゃくちゃ好きでした。

2話は女の見栄と、連帯責任、信頼のあり方、信じること、続けることの難しさ。身を滅ぼす嘘を原田先生が一喝します。これだけでまとまる辺り、話一つで見ると1話よりわかりやすい作りです。

 

正直一報を聞いたとき、そういうものをキャラクターインパクトとして利用するのは違うのではとも思いました。

でも人は当たり前のように、私自身もイメージ操作を利用するというか、少し攻めることで視線を集めることはあったし、この問題をデリケートなものとして色々思ってしまった時点で私も結局線を引いていたんだなと気付き悲しくなりました。ごめんなさい。こう自覚なく隔ててしまうことは人である限りどうしてもある。自分で気付くかどうかが大切だって昔テレビで聞いた気がする。

変わるきっかけや自分の中の問題の答えをテレビに示されたっていいじゃないか。出会いたい人間を生み出せるのがフィクションで、教師や医者はその典型だ。

それに、この手のものは説教ドラマと称されがちだけど。テレビに説教されるされたの表現をしている時点でなんらか引っかかる部分があるはずです。間違いに気付くのは自分だ。自分の手柄で間違いない。自己肯定感はあげてこ!

 

この通り骨の髄までひねくれ根暗なので、原田のぶお先生と正面対決するつもりで見ています笑

若林くんのマスクはあっさり取れちゃいましたが、私の恐怖は取れるのかしら。

これから原田先生と2年3組の生徒の学園生活がどうなるかとても楽しみです。

それにしても、私立豪林館学園高校だからゴリ学…かなり美形揃いの高校の略称がギャグチックでじわじわくる。原田先生により校門も壊され看板も落ちちゃったけどね…。

 

という訳で、毎週土曜日22時は是非一緒に俺スカ見ましょう!なドラマおすすめ記事でした。

今日は3話です。楽しみ!気が向いたらまた更新しますm(_ _)m

お日さまの記す物語 〜明日を駆ける 少年たち〜

明日の朝日が登るには、今日の太陽が沈んで、夜が終わらなければいけない。

そしてまた明日が今日に変わり、それぞれの世界が動きだす。

大阪松竹座 8/4〜8/30

関西Jr.

明日を駆ける 少年たち

本編 日記係、囚人メインの感想・考察記事です。

 

懲りずに!物好きさんはまたお付き合いください。こじつけ好きな1ファンがこの夏見た物語。備忘録と記憶の整理が目的、全て主観になります。事務所、脚本、演者、制作サイド、取材関係者様とは一切関連がございません。

すべてフィクション世界への感想と、個人的想像、妄想上での言及になりますので、実在の全てとは切り離してお楽しみいただけると嬉しいです。

素人の無礼な考察行為をどうかお見逃しください。そして毎度お馴染み好きな子贔屓です。

 

個人的意見ですが、昨年よりは一本筋がはっきり通っている気がするし、重要な役を一番好きな長尾謙杜くんが演じていたため劇中の「長尾」を追いかけて、去年よりは広い視野で物語を楽しめた気がしております。

 

★ストーリー

素人文章、個人のメモです。

台詞の引用はあまりできないので、映像化して欲しいですね…。

 

囚人?看守?という方は前回の記事を参照いただけるとほんの少しわかります。

http://170815snow.hateblo.jp/entry/20180826/1535291046

 

舞台はファンにはおなじみ少年刑務所

前科持ちの少年たちが殴り合うシーンから始まり、止めに来た新人看守(今江)を煽りながら不服そうに喧嘩を止める。囚人たちは、正義と贖罪の名で楽しむように無茶な労働と制裁を繰り返す看守長の下で溜まった鬱憤などを、赤と青の派閥に分かれ、看守が目を離した間に喧嘩することで発散する日々を送っていた。そこへ新人看守の今江、そして日記をつける少年、新入りの囚人長尾がやってくる。大西率いる赤チームに迎え入れられた長尾は変わった少年で、お人好しで無邪気。赤青分け隔てなく純粋に人に興味をもち接し、皆の心を徐々に変え、自身も皆と打ち解けていった。孤児院育ちで虐められ、身寄りもなくずっと1人だった長尾の日記帳に、自分以外のたくさんの登場人物のいる日々が記されていく。ここに居るのは全員訳ありの囚人、だけど皆あいさつや言葉を交わしてくれる良い人、と。「僕、ここが好きや!」長尾は喜んだ。

楽しそうな一部の囚人が気に食わない看守長(向井)は、刑務所に入る前からの知り合いで不仲の噂のある赤チームの道枝と青チームの高橋をわざとボイラー室の掃除当番に指名する。看守が止めるも自身は暇潰しだと高みの見物。2人は同じ施設の出身で、かつて同じ師を持っていた。施設を飛び出した道枝を追いかけた最中交通事故に巻き込まれてしまった「先生」をより慕っていた高橋は事故は道枝の所為だと強く恨んだ。高橋がふっかけ口論から大喧嘩になり、止めに来た他の囚人含め大乱闘。長尾は仲間なんだから争って欲しくないと必死に止めるも、ここに居たらこうでもしないと気が狂うと返される。何か方法はないのか、僕にできることはないのか。長尾は自身の書いた日記帳と向き合い考え始める。

さらに日が過ぎたある日、就労後に久しぶりの一風呂で癒されたのもつかの間、西畑の部屋から凶器になり得るハサミが見つかり看守長に尋問される。反論した西畑には容赦無い体罰が下され、止めようとした大西は母の危篤を告げられ、そんな時なのにお前はここにいるんだと蔑まれる。看守長は止められず、反論したり止めようとする他の囚人も次々と警棒で殴られ倒されてしまう。こんなのもうたくさんだと呟く皆の中心で、長尾が立ち上がって叫んだ。「…ここを出よう、脱獄しよう!!!」「やるなら皆でやろうぜ」と西畑も強く賛同し、一丸となった脱獄作戦が始まった。作戦は成功し、監獄の門から外に出ることが出来た囚人達。だが、周りを囲う海と暑過ぎる気候に気付く。日記の日付は12月なのにこの暑さ、ここはどこだ。囚人達は気付かぬ間に島流しにあっており、ここは日本のはるか南の孤島だった。故郷の雪が恋しい斗亜は、兄の大西に「ここでは、雪見られへんの…?」と不安げに問う。港に船を見つけた囚人達は、船に乗り込み日本に帰ろうとする。

看守長は囚人達の一連の不穏な動きに気付いており、わざと脱獄できるように仕向け、島を出る船まで用意させていた。囚人達は看守長の手のひらの上で転がされている事実に気付かぬまま、脱獄成功を喜び、今夜荒れる予報の海に船を出した。囚人達は看守長の思惑通り、船は嵐に巻き込まれる。必死に船に掴まるも、落ちかけた長尾を助け代わりに西畑が海に落ちてしまう。後に船は壊れ、全員共に海に投げ出される。看守長は、囚人達がたとえ生きていても、流れ着く先まで分かっているぞと高笑いした。

先に投げ出された西畑を除き、囚人達は同じ海岸へ流れ着いた。無事を確認し合い、合言葉を決め、名も知らぬ離島で住む場所の確保や食料の調達など、皆で協力してサバイバル生活を始める。一方、西畑は生きており別の場所に流れ着いて目を覚ます。満点の星空の下辺りを散策していると、日本人の墓を見つける。墓石にはニシハタカズアキと書かれており、探していた父のものであった。西畑が行き場のない感情を返答することのない墓石にぶつけていると、物陰から島の先住民が現れる。敵意を向けられ囲まれたところを助けたのは、謎の男(室)だった。「ついてこい…全部話してやる」そう告げられ、隠れ見たのは西畑も見知った姿。看守長の手はこの島にも及んでおり、島の住民も自由のない暮らしを強いられていた。謎の男こと室は以前この島のリーダーであり、西畑の父はこの島にやって来て文明をもたらし生活を豊かにした恩人だという。看守長がくるまでは平和に暮らしていたが、看守長に逆らった際に父は殺され、自身も島の仲間からも孤立し追われの身になってしまったと。そして室は息子である西畑に、父カズアキの形見であるペンダントを渡す。「カズアキはいつもお前のことを話していた、これを渡せる日が来るとは思わなかった」と室は優しく笑う。ペンダントの中には、西畑の写真が入っていた。また、他の囚人が島の反対側に流れ着いたことを教えてもらい、西畑は父の形見を固く握りしめ、室と2人で仲間との再会を目指し移動を始める。

一方で元気の無くなってしまった斗亜を必死に励ます兄、大西。なんだかんだで協力しサバイバル生活をこなせている状況と仲間がいる環境に安堵していた最中、小島と正門が血相を変えてやってきて「斗亜がおらんくなった」と告げた。「もう疲れた。」斗亜は降るはずのない雪をみて、自ら海へと足を進めてしまう。必死に斗亜を探した大西だが、見つけた斗亜は冷たくなっていた。悲しむ囚人に一番悲しいはずの大西は「こいつの心が弱かっただけ、皆も生きてこの島出たいんやろ」と問いかける。斗亜の形見のバンダナを握りしめ、守ってやれなかったと悔いる大西、これからどうなるのかと動揺する道枝と高橋の背後には、看守長が迫っていた。弟の死を引き合いに出され弱った大西、看守に捕らえられた囚人達は刑務所に連れ戻される。看守長の姿を見てすぐに逃げ出した道枝と高橋は捕まらずに済んだ。高橋は道枝に、お前も戻るか?と訊く。道枝は絶対戻らないと返し、先生だったら皆を助けるはずと続けた。その言葉と意思に高橋も共感し、因縁があった二人はここで初めて固く握手を交わす。そこへ、室と西畑が合流する。連れ戻された仲間を救うため、島の民の解放のため、西畑にとっては父の仇でもある一つの敵『看守長』を倒すべく、様々な人と気持ちを巻き込み彼等の最後の戦いが始まった。

監獄に連れ戻された囚人達は、反抗と脱獄の罪で酷い拷問を受けていた。捕まってない仲間の居場所を聞かれ、知らないと答えれば、殴られ蹴られ踏みつけられる。自身もボロボロになりながら長尾が再び立ち上がり皆を励ますも、お前に何が出来ると一蹴されてしまう。言葉に詰まったその時、道枝と高橋が現れ、再び自由を勝ち取ろう、俺たちならできると結束を促す。また同じ時、西畑と室は島の民を説得し協力者を集めた。声を上げる者の熱量と言葉を信じた囚人達は再び結束し、島の民も味方に付けた。再び看守の警備を突破し、看守長の城である監獄を引っ掻きまわす囚人達。島の民にも看守の突破に加担してもらい、西畑と室は看守長との直接対決に。自らも傷つきながらも看守長を負傷させた西畑の元に再び囚人達が集い、再会と戦果を喜んだ。が、束の間の笑顔の時間を許すまいと看守長が再び牙を剥く。狩猟銃を乱射し、囚人を、特に執着の強くリーダー的立ち位置である西畑を殺そうとする。咄嗟に西畑を庇ったのは、長尾。心臓付近を撃たれ倒れた長尾は、心から愛した仲間に見守られながら息を引き取った。笑う看守長、看守に剥がされながらも最後まで伸ばされる腕、何度も叫ばれる名前、もう目を開けない長尾。大きな戦いには勝ったが、失ったものははるかに大きいと、少年たちは仲間を想い夜明けまで嘆いた。

明らかな殺意を持ち囚人を殺してしまった看守長には、すぐに解任書が突きつけられる。「貴方は王でもなんでもない!」新人看守の今江は本部から看守長の悪事を聞きつけ調査に来た調査官であった。もう少し早く動けば、と今江は悔いる。「愛があろうが無かろうが、人はいずれ死ぬんだよ」と去り際言い放ち、看守長は離島の刑務所から追放された。

それからしばらく経ち、島での刑期を終え囚人達が島を出られる日がやってきた。彼等は思い出の日記帳と、仲間の大切さを新たにやって来た少年たちに託す。ここでの出来事で絆と希望と未来の意味を思い出した少年たちは、監獄の外へ、まだ見ぬ明日へ駆けだす。

 

昨年の記事にも書きましたが、少年たちの本筋は日記をつける少年の日記帳だと思いました。御察しの通り、私的には完全に気持ちが長尾謙杜主演舞台。結局いつもじゃんって?そうですね笑笑 それが出来る事が自ら足を運び劇場で観る醍醐味の一つだったりするので。もし奇跡的に本年度の舞台が映像化される事があっても、自分の見たそのままの画が残されることは絶対無いから、観劇って本当に宝物のような時間です。あ、DVD化、本編配信はいつでも待っております。関係各位宜しくお願い致します。

 

↑惜しくもDVD化はされていないのですが、情報局(FC)会員動画

関西Jr. #36 として

2018/10/15より、28分程度公演本編ダイジェストが入った動画が配信されて、一部シーンを見ることができました。有り難かったです。

 

ダイジェスト動画配信サービスは終了してしまったのですが、年会費Pay-easy決済ですぐに入会が可能で、今後のコンサートや舞台のチケットや一部番組協力の申し込みができます。

 

本編は文字通り日の記録、開けば長尾自身と、刑務所で仲を深めた仲間との日々に引き込まれる。共に生き、明日を夢見た少年たちと共に駆け抜けた夏が終わってしまったころ、私も忘れないように整理も兼ねての更新です。というか、今回は早く書かなきゃ!書くなら今!って気がして。本当ならもう少しゆっくり練りたかったのですが…!

以下、語りたい部分を書いてます。絵も描きたいのにまとまった時間がとれないので、後ほどこっそり修正や更新されているかもしれません。

 

★日記をつける新入りの囚人 長尾謙杜(ナガオケント)

囚人番号15番。赤いつなぎのファスナーを上まできちんと閉めた、優しそうな少年。親の顔を知らずに育った孤児院出身のいじめられっ子で、顔も名前も知らない親の悪口を言われてカッとなりいじめっ子を殴り投獄されている。内気気味なものの、誰かが話しかけてくれたり無視されない環境に感動し、囚人達を仲間と呼び、刑務所の中にも関わらず人との交わりを大切にする『変わり者』です。自らも積極的に他の囚人達と交流しようとし喧嘩になればどうにか止めたいお人好し。萌え袖で大きめの日記帳を大事そうに抱える姿はそれはそれは健気で愛らしいが、この子は衝動で我を忘れ、いじめっ子を投獄される程ボコボコにしている事実を忘れてはいけない。意を決した時の凛々しい表情と力強い声と、みんなから愛される無垢な笑顔のギャップが堪らない、長尾くんの役にかけた気持ちを感じる熱演でした。

人に裏切られたり、人を憎んで非行に走った者が圧倒的に多いであろう刑務所で、長尾の笑顔と発する言葉が逆に聞き慣れず、序盤ぎこちなく挨拶を返したりする他の囚人達もまた面白い。お人好しと鼻で笑われたり、可哀想な生い立ちへの同情だろうと関係なく、長尾は言葉を交わせる仲間ができた幸せを噛み締めて日記に皆との日々を綴るのです。どれだけ酷い世界で生きてきたのだろうか。周りもそんな長尾に絆されて、赤青の派閥を超えて受け入れてくれる。長尾自身も痛々しいくらいに仲間に尽くし、最後は西畑を庇い命を落としてしまうのですが…。劇中のセリフにもあったのですが、脱獄出来たとして長尾は帰る場所がなかった。なので、西畑の腕の中で皆に看取られ、惜しまれる最期は幸せだったんじゃないかと。自己紹介で『長尾』と自分の苗字しか言っていないのに、最期のシーンでは全員に下の名前の『謙杜』で呼ばれるのです。これが、彼の全て。

見知らぬ島に流されて不安しかなくギスギスしだす中、皆を元気付けるため両手両足を大の字に開いてぴょんぴょん跳ねて「明るく前向きに頑張ろうや!ほら!太陽!太陽!」って言うシーンがあるのですがこれがまた大好きで、思い出しかわいいが襲い来る…。じゃなくて、本当に長尾は太陽みたいな子だなあと。自らの身を燃やして周りに明りと温もりを与えて、たまに眩しすぎて鬱陶しいくらい暑苦しくて。この物語は長尾謙杜というお日様が記した『日記帳』なのか、そう考えると素敵だなあなんて1人で深読みしてたりしました。日記帳とはいつも一緒で、海に落ちて島に流れ着き目を覚ました時には存在を確認して安堵した顔で砂を払って抱きしめ、看守に首を絞められた後に看守長に自身が踏まれても起き上がるより先に手を伸ばす。時には武器にもする、仲間に出会う前からの話し相手で思い出も詰まった長尾の大切なもの。長尾の心そのものなのかも。

小島くんとの日替わりでのネタですが、♪僕に聞くのかい?の歌詞にもある通り、空が青かったからここにいるらしい。脅威に囲まれ威圧され、俯いて過ごしていて、初めていじめっ子にやり返した後に見上げた空が青かったというのは、痛々しくも綺麗な絵で。うーん、もっと的確な言葉を使えたら良かったのにな。ほぼソロで歌うこの曲の長尾くんの歌声はとても優しく澄んでいて、心洗われるようです。

 

★主軸と展開

生と死、責任、家族、正義と悪、幸せのあり方、真実など色々なものが絡み合う展開です。

説明が難しいのですが、車かなにかに例えてみるなら新入りの日記係・長尾が囚人達を変えるきっかけでありメインストーリーのエンジン。西畑がアクセル、大西がブレーキ。他の囚人も細やかな演技で1シーン1シーンを深くし、全員が同じ方向を向いて進むまでが短い時間の中で描かれていました。この舞台は、罪を犯した本来ならば悪に当たる少年たちが仲間との絆と愛を歌い、更生させる側で本来正義である看守長が絶対的な悪者…敵として書かれる。一見短絡的に見えて、なにが正義でなにが悪、衝動の裏側や個人の幸せの観点などデリケートな部分にもやんわり踏み込まれるような感覚があります。対立の構図はあれど直接的な表現はありません。そこが良い。

 

★赤と青の色分け

青チームは、♪嗚呼思春期 曲中でここに来た理由や罪状、怒りや悲しみや苛立ちなど思いを語る台詞があります。過去に特定の人物を恨んでいたり生まれ育った環境や世間への不満を各々表に出す語りです。昨年も思いましたがこの曲熱い。好きです。一方赤チームは何故ここに来たか語るシーンが日替わりの笑わせ箇所なので、罪状が不明な囚人が殆どです。青は個人主義で負の感情が強く、赤は割と初めからチーム内で馴れ合っている印象。しかし赤の方が衝動的で根の深いものを感じるのと、視覚的に華奢な子が多く不安定さや危うさを感じます。

 

★検察官と看守

本部からきた検察官といわれる役職持ちの今江くん演じた新入りの看守今江。潜入捜査のようなもので、今江は看守長の下に付いた新入り看守フリをしつつも、囚人達を気にかける様子がありました。その他の看守は怯えたり自分もその環境を楽しんだりと、前半は看守長に従順。しかし度が増す看守長の命令と罰により不満が溜まり、検察官である今江の説得や手本で考えを改めていく。銃を乱射するまでになった看守長には流石に誰も近寄らず、混乱を鎮めるべく囚人も看守長も看守総出で取り押さえにかかります。

これは、看守役をしていた朝田くんが2018/9/13かんじゅ日誌に書いてくれた情報をもとに追記しました。朝田看守は看守長に怯える従順な看守で、最後は自らは看守長に捨て駒にされていると感じ、検察官の今江側に寝返った看守。多くの方が見られるところに自分の役や役分けについて書き残してくれてありがとう!

かんじゅ日誌は、月額¥324(2018/10/4時点)全グループの日記他が読み放題の有料サービスにて読めました。

※この記事を機に入会頂いても朝田くんの更新は読めなくなっています。今後も色々な子の個人色が強い更新が楽しめますので、未入会の方は是非。日記系はほぼすべて会員継続すると読めるバックナンバー数が増えていき、記事内の本人達の肖像権に関わる画像は被写体の各FCと連動させると見られるシステムです。所謂課金コンテンツ。主観ですが、損はしてない気がします。

 

★劇中時間経過

長尾のセリフから日記の日付がわかるシーンなどで時間経過をまとめると、

①6/4 ブランコで遊んでいた所赤チームに目を付けられ、仲間に入れてもらう。

②6/30 刑務所の暮らしは過酷だが、打ち解けた仲間との交流が楽しくて仕方がない長尾。

③(刑務所に来て1or3カ月後と日替わりで問われた際に返している、公演終盤では3ヶ月のため)9月?詳細不明。道枝と高橋が大喧嘩した直後。

④12月 脱獄成功後外の草原にて。脱獄決行は夜の筈だが、明るい緑と青空の広がる夜の背景だった為、夜通し逃げ走った翌朝か?または監獄に閉じ込められていたことで気付けなかった時差の表現かどちらか。

…その後日付の詳細が分かる演出やセリフはなかった筈です。どれくらいサバイバル生活をしたのか、刑務所のに連れ戻されたのはいつでどれくらいの期間拷問され続けたかは本編では語られていません。脱獄直後からは長尾本人が日記を付けた日付のみが頼りなら、刑務所を出て時計を失い、嵐の夜に海に投げ出され目を覚ました時にはもう日付は分からなくなっているはず。辻褄は合うので以降日付が説明されないことに関して、特に違和感は感じず。

この件が気になったのはどれくらい長尾が生きていられたか、どれくらいの期間で仲良くなれたかが知りたくて。1ヶ月で大半と打ち解け、短くとも半年以上は大好きな仲間と一緒に笑っていられたみたいです。良かったね…泣

 

★2018 ♪Rival - Battle- 道枝と高橋

歌詞通り大切な先生を失った高橋は行き場のない怒りと悲しみから、道枝の罪と責める。自分も悔いているのに、納得がいかない道枝も高橋に噛み付く。役が先か曲が先か、今回の2人のキャラクターは本当歌詞・パート割通り。2人は同じ「施設」出身なのですが、保護施設なのか更生施設なのか、細やかな過去は劇中で明かされませんでした。道枝はどうしていいか分からず頑なに口を割らず、高橋は道枝をひたすら責め何かと突っかかる関係だったが、2人だけ助かりこれからを相談した際、皆を助ける事を道枝から提案。言葉にしたことで道枝自身も先生を慕っていた気持ちを高橋にようやく理解してもらえて、高橋も道枝を許容できる冷静さを取り戻していたことにより2人は和解できた。

楽曲については歌詞が分岐する部分と2人を照らす赤と青の照明がひたすらカッコよかった。個人的にどちらかといえば音程とるのが難しい道枝くんの下パートの公演終盤の仕上がりに感動しました。普段柔らかい喋り方や歌い方をする恭平くんの声が低くて怖かったのにも驚いた。

 

★南の島に雪は降る 大西兄弟
突然のAnotherこと、大西兄弟 弟の斗亜が南の島の海に雪を見て、幻を追いかけて亡くなってしまうシーン。定例な演出だからねじ込まれたという印象を受けがちなシーンですが、今回はうまくいきすぎた脱獄計画のブレーキとして機能し、高橋の考えを変えるきっかけとして考えても劇中にうまく収まっていると思います。一緒にいる集団が嫌いなわけではないけれど、それとは別にどうしても帰りたい場所や会いたい人がいる。慣れないサバイバル生活の中、目まぐるしく変わる環境でストレスを感じてはいたが、泣き虫な弟が弱音は吐けど泣かなくなってしまう。涙は流すとストレスを軽減してくれるらしいです。それが無くなってしまった異変に自分も母のことなどで自らを鼓舞するだけで精一杯で気がつけなかったか、気づいていてもどうにも出来なかったお兄ちゃん。結果弟は疲れ切って自ら命を落としてしまいました。斗亜がいなくなる前の大西の台詞が前向きだった為、この解釈をしています。また、人の死に直面し、守りたくも守り切れなかった時のどうにもならない大西の後悔の感情を浴び、ここで道枝をひたすら恨むだけだった高橋の心が少し動いたようにも思えました。また、大西の「皆、生きてここ出たいやろ…?」の言葉に少し目の色を変えたように見えた長尾が個人的に好きです。この言葉も、長尾の最期の行動に繋がってしまったのかなと思っています。

私事だとここは昨年の長尾くんの弟役を思い出して毎公演辛くなっていました。

http://170815snow.hateblo.jp/entry/20180701/1530422355 ※去年の記事です。

 

★最後のシーンについて

昨年は幕が降りる前、日記係である大西が座って笑っていたタイヤのブランコだが、そこに長尾がいることはない。最後のシーンは西畑がブランコを押し、誰もいないブランコだけ揺れ、大西兄の「謙杜、斗亜のこと頼んだぞ!」のセリフに対して「にーちゃん、僕は大丈夫やから」と声はするも、弟の斗亜の姿が現れることはない。死んだ者は戻ってこないが徹底されており、私は疲れて1人で亡くなった斗亜も、西畑を守ることができ、皆に囲まれて息を引き取った謙杜もどちらも未練なく亡くなった表現として受け取りました。

昨年は大西が亡くなってもなお日記係として少年刑務所のこの先を見守ってるような印象。昨年も昨年で好きなのですが、今年の日記帳はあくまで長尾が『生きている間に書いたもの』。

ところで、この内容…物語が日記帳の内容とするなら、本人不在の部分(Rivalや西畑と室の出会いなど)と、持ち主である長尾の最期や後日談はどうやって書いたか?という疑問ですが、舞台序盤の♪僕に聞くのかい?のシーンで長尾はそれぞれの囚人に絡んで回るんですが、まだ仲良くなりきれてない場面でもとっても聞き上手なんですよ。だから、道枝と高橋の因縁の話は同じ赤チームの道枝にも聞けるだろうし、高橋も聞いたら答えてくれそうな気がするんですがね。高橋とも笑いあう姿が見られたので、普通に仲良しだから話が聞けて、そのまま理由まで日記に書けていたのだと思ってます。

最期〜は西畑筆頭に長尾の死後に形見である日記帳の中身を読んで、書き足したと思いたかった。出所シーンで新しくきた囚人に日記を読めと声を荒げる西畑の印象が強いからか、私は勝手にそのように解釈して観ていました。

 

★西畑と長尾

赤青のチーム自体は仲が悪いというが、本編でも序盤からそこそこ交流が見られる2人。青のリーダーである西畑が何故刑務所に来たかも長尾は早々に知ることができた。父を探す西畑と両親のいない長尾は似た寂しさからか少しずつ同調し合ったのだろうか。西畑は長尾をお人好しで変なやつだけれども「お前みたいなやつが何かを変えるのかもな」と一目置いていました。長尾が脱獄を提案した際に賛成と手を上げてくれたり、嵐の海に落ちかけた長尾を引き上げてくれたり、看守長の銃弾から覆いかぶさるようにして守ろうとしてくれた強い味方で、確かに2人の間には絆がありました。撃たれて階段から落ちた長尾を真っ先に助けに降りて、亡くなった後一番声を上げて泣いてくれていたのが西畑でした。西畑にないもの…協力の精神や純粋な心、根拠のない自信などと、長尾にないもの…リーダーとしてのカリスマ性、喧嘩や意思の強さや経験など…それぞれを補い合えるいいコンビでした。ここ、もうちょっと深く見たかったなあ…。

 

★大西と長尾

刑務所の大事?な娯楽、タイヤのブランコに勝手に乗ったことにより赤チームの他の面々に絡まれた長尾を許し、一緒に行こうと最初に迎え入れてくれた赤リーダーの頼もしいお兄ちゃん。劇中長尾が日記帳を広げ、中から赤チームが出てくるという演出があったのですが、そちらでも手招きし一番最初に出てくるのが大西です。喧嘩シーンの大西の顔が怖くて、かわいい流星くんじゃなくてゾクゾクした記憶。家族がいる大西と身寄りのない長尾の踏み込み過ぎず思い合うような距離感も好きでした。

 

★道枝と長尾

長尾は最期、道枝の目の前で撃たれ倒れます。倒れながら道枝と目が合っている回を何回か観ました。長尾がどんな顔をしていたかは、客席からは絶対に見えないところがもどかしくもたまらなく好きな所です。道枝も目前で2度も見知った、さっきまで生きていた人が血を流し死ぬという堪え難い運命の中で強く生きている少年で。島を出る際には「謙杜、寂しがらへんかな。」と心配してくれる。長尾の日記帳から出てくるシーンでは1人後ろ向きで、一度腰掛けて正面の長尾を見つめるように出てきたことが何故かとても印象的でした。この2人にも劇中語られない時間があったのではないかな。高橋との因縁の件は実は道枝が長尾に話していたとか…道長厨の為に裏設定教えて欲しいです…泣

書いてる人は♪俺たちは上等 のお尻を振る振りと♪闇を突き抜けて の前列背中合わせがバイブル。道枝くんは長尾くんの誕生日である8/15の自己紹介日替わりでは「お前に誕プレを渡すためにここに来た」と言ってくれた最高の同期同い年の2人でした…失礼しました。

 

★佐野と長尾

お互いに変わった奴だと思っていそうな2人。絡みがないかと見ていたら、喧嘩シーンで殴られてビクともしなかったり他の囚人が吹き飛ぶくらいの勢いで看守にやられていても1人だけ傷が浅かったりする超人な部分ばかり目がいって面白くなってしまって内面的な絡みを見られなかったですごめんなさい!佐野、彼はかめはめ波も出せるし体強すぎる笑笑

佐野くんと並ぶ長尾くんは小さく見えてめちゃくちゃ可愛いです。

 

★斗亜と長尾

赤の愛されコンビ。泣いた斗亜は攻撃力がチートキャラなので、ブランコの時殴られなくて、同じチームでよかったね長尾…。絡みは♪俺たちは上等の楽曲中の振りの中にあるとお友達が教えてくれました…。

 

★高橋と長尾

違うチームで♪僕に聞くのかい?でも登場なし、なのに島を出る際に「謙杜!じゃあな!」と他の誰でもなく最後に声を掛けるセリフがあって、絡むシーンあった?という声を沢山聞いた2人です笑。長尾は本気で憎んだ道枝との喧嘩を止めにくる邪魔者のはず。しかし高橋は長尾を嫌っていません。長尾を殴ったり責めたりもしません。刑務所に来た理由を語るシーンで高橋は信頼していた仲間に裏切られたと言っており、捨てられ孤児院の環境にも恵まれなかった長尾とは共通まではいかずとも、周りを恨まないと生きていけないような境遇から同調し合えて仲良くなれたのかなあと思って観ていました。

 

★藤原と長尾

♪僕に聞くのかい?の曲中に絡む2人が微笑ましくて。青チームの頭脳派、藤原が星を見ている所に興味を持って寄って行き話しかける長尾。自分の興味分野を共有出来ることに少し浮かれたような藤原が、「お前も興味あるんか!」と目を見開き嬉しそうに早口で星と星座占いについて話すシーンが大好きでした。脱獄しよう!と長尾が声を上げた際にも無理との声が上がる中、最初にいけるかもと知識を貸してくれて、長尾の最期のシーンも絞り出した言葉に強く頷いてくれます。

役の話ではないが、長尾くんが今年の少年たちで更に丈くんと仲良くなれたようでめちゃくちゃ嬉しい!公演後に発売されたWiNK UP2018年10月号で長尾くんが丈くんが考えてくれたなんの誰にも得もない(長尾くん談)裏設定を教えてくれていました。頭は切れても発想がサイコな藤原の設定は本気なのか冗談なのか分からないよ丈くん…。そういえば「星、好きなん?」のセリフから丈長コントが始まった回があって、アレンジしたものの、自分の考えた台本を間違えた丈くんと、頼れるお兄ちゃんのミスに出方を伺う長尾くんのやりとり「…俺今なんて言った!?」「…!バイトリーダー!」(※ごめんなさい詳しくはどなたかのレポ参照くださいうまく伝わらない泣)の顔見合わせて笑った姿が可愛すぎました。それにしてもバイトリーダー回、謎。今年の夏はbrother、スタタンW稲毛コンビである丈長?株が上がった夏でした。

追記:バイトリーダー回、もしかして∞の横山くんが見学に来ていた回だったかも?(不確定な情報+劇場内この目では未確認でした)横山くんが確かどこかで舞台「青木さん家の奥さん」について前からプロジェクトとしては動いていたと言っていたので、だとしたらこの突発バイトリーダーネタは後の横山くんが演出を務めた青木さん家の奥さん(2020/1/22-2/19)で丈くんの役に関連した何かなのかなあと思ったり。青木さん観てないので、これ以上は語れませんが!

 

★正門・小島と長尾

♪僕に聞くのかい?曲中、寡黙で腕の立つ正門と口が達者な小島の食卓での言い合い(多分2人は気にもしていないような、食べ物の押し付け合い)をみた長尾が喧嘩を止めるべく話しかけるも、2人の強い口調にビクッと怯えてしまう。恐る恐る喧嘩を止めてほしい旨を伝えたが、結果嫌いな牛乳を無理やり飲む羽目になり2人の前で一気飲み。長尾の設定、元いじめられっ子の面影が強く出るため2人との関係も大切です。上から観たら頑張って牛乳飲む時(><)←こんな顔してて愛しすぎました。保護したい泣

後に長尾と小島の「おやすみ」という言葉をめぐった一悶着な日替わりシーンがあるのですが、人なつこい長尾がそこまで(日替わり曰く約3ヶ月?)小島と面と向かって話してないらしく、最初が怖かったからか他の囚人よりは心の距離があるようでした。さては少し苦手だったな!?かわいい。ちゃんと最後のシーンでは2人も飛んできてくれる様子から、仲良くなっていました。

個人的に小島くんの暴露?裏話ネタが好きです。日替わり面白いので是非検索してみてください。

あと正門と小島はなんだかんだで気が合うのか結構一緒に居るのが個人的にツボです。

 

★大橋と長尾

こっそり大天使癒しコンビと呼んでいました。お喋りで愛嬌たっぷりな大橋と純粋に笑顔でお話聞いたり無邪気に戯れたりする。先にも書いた長尾が「太陽!太陽!」と飛び跳ねた際、皆が頭おかしくなったか…?と引く中で「じゃあ俺青だから青空〜!」と向かい合って一緒にぴょんぴょん跳ねて胸ぶつけ合っていた長尾と私の癒し。毎公演ここが可愛すぎて死ぬ所でした。大橋くんからも、丈くんと同様に演技についてお話聞けたり前より仲良くなれたみたいで!微笑ましい!

 

★拷問担当の看守(福本)と長尾

福本くんの看守は羽交い締めし腕で長尾の首を絞めては緩めを繰り返す多分本作で一番ドSな看守。公演終盤では他の看守たちが流石にまずいだろと止めようとしてくれるようになりました。私が入った回では息絶え絶えにぐったりした長尾の首を警棒でつうっと撫でるように擦ったり、ニヤつき顔を覗き込んだり、力の入らない身体をわざと揺すぶって笑ったりしてました…。拷問シーンは、恐らく平行時間の表現として、島残留組のやり取りの暗幕の後ろで行われており、非道徳な気持ちを飲み込んでの双眼必須でしたが細かな熱演が光るシーン。本当に苦しそうで助けてあげたかった。(書こうか悩んだ末、結局追記しました…。)

 

★看守長と長尾

看守長にとっては長尾は最後まで「新入り」でした。西畑や大西、道枝と高橋はマークされ故意にいたぶる様子があるのに、長尾は拷問され仲間の居場所を聞かれる際も「新入り」。長尾は劇中、看守長からは一度も名を呼ばれる事がなく刑務所での生活を終えます。今年の康二くんの看守長は正直タイプな悪役だったので、看守長視点で、脅威ともなんとも思っていなかった存在に、少しずつ計画を狂わされてしまう極悪非道な王様のお話として物語を読んでも面白いかも。

 

…余計な感情を極力省いて、言葉を多少選びながら書いたにも関わらず、まさかの1万字越えに自分でも驚いています。のめり込みすぎる1ファンのつたない文章ですが、2018年の夏を思い出していただけたり、イメージの助けになったり、私も感想書きたいな、次あれば行きたいなと思ってもらえていたなら、とても嬉しいです。

 

オープニングは2016秋のフューチャーワールドでもやったいつもの三味線の曲(伝われ)で着流風衣装の道枝、高橋が登場。扇子を持ちシンメで踊ります。横ではきんぴら(箱の中から金のひらひら出す芸)がひらひら。

のちに曲調が変わり、長尾登場。長尾センターで変面のテーマ。少年歌舞伎でも披露した変面ダンス、からの傘に隠れた衣装早替え。これ何故か配信された局動画でもカットされていたのは一生引きずりますよ…何公演かみたものの長尾くんの変面下手じゃないと思ってたのに何故だ、運悪く収録時失敗しちゃったのかな…。

その後はお兄ちゃん達の殺陣からの西畑語りで本編が始まりました。この夏限りのこの謎に和なOPも好きです。

 

そして忘れてはいけない、この夏のSHOWTIMEはこの先度々歌われる関西Jr.の楽曲3曲が新曲としてほぼユニット曲のような形でお披露目。詳しくは他を当たって欲しいですが…通称それぞれミッデビ、スパロケ、レミゴ。

西畑、藤原、大橋、正門、小島

大西、道枝、高橋、長尾、佐野

室、向井

この組み合わせがオリジナルメンバーで18年夏の全て…。後に色々、ありますが…。

 

楽しい夏でした。来年の夏がすでに楽しみだったりします。

頑張る大好きな人達にこれからもいいことがありますように。

 

☆2018/10/5 一部追記し更新

看守と検察官について、丈長、拷問詳細、看守長と長尾他一部書きたかったこと追加、気になる部分を修正しました。

☆2019/1/28 一部追記し修正

現在局動画でダイジェストが見られる旨を追記しました。

☆2020/1/2 一部修正

局動画のサービス終了に伴い文面を編集しました。

☆2023/10/2 一部修正