雪降る八月、花束を。

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俺スカ 1話・2話 私的感想メモ

2019年4月20日(土)放送開始

日本テレビ系土曜22時枠 オリジナルドラマ

「俺のスカート、どこ行った?」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。一個人の主観なので、異論や文句はお断り。もしかしたら誰かの思想や心の地雷に触れてしまうかもしれませんが、「本作を私が楽しむため」以外の意図は御座いません。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

見ている方も見ていない方も。良ければ覗いてってください!

 

初回の印象はずいぶんとぶっとんだドラマだなぁと。でも、個人的に面白さは感じます。

 

私がこの作品を2話みた後味は

「ああ、これは教師側の夢か。」

と。教師サイドがこんなにやりたい放題できる高校は実在しません。これは原田先生に限りません。もっとコメディに見せかけた現代版金八先生というか、デリケートなドラマかと思っていましたがそんな私の先入観は1話のラストで原田先生が校門と一緒に重機で壊してくださいました笑笑あれはひどい笑笑笑

 

しかしどこか、引っかかるところがあるドラマです。今のところは学生のうまくいかない部分や問題と並行して、必ず教師や学校側にもやるせない部分や問題が新たに生まれたり見つかる部分が面白いです。

都合に合わせて大人にも子供にもなる現代のリアルな高校生と、ルールを作りけん制するも生徒に苦い顔をされるだけで縛りきれなかったり、逆に自らも縛られて思うように動けない教師サイドにゲイで女装家の原田のぶおが毎話新風吹かせるストーリー。

古田さん演じる原田のぶおのキャラクターインパクトは言うことなし。原田はあくまで「男が好きな男が美しいと感じる女性の格好と口調をしている」という立ち位置…かと思っていましたが2話時点で仕方なく仕事やお金のためにしてる説も考えられるなあと。予告でも流れていたインパクトのあるシーンの他に、第1話で印象的だったのは(ホームルームで明智に教師になった理由を聞かれて)「金。」と、(副担任の田中が答えたLGBTについて)「心の性別ってなに?」です。出勤前にお薬を2種類飲んでいることや、娘さん『また』揉め事を起こさないか心配されている点も気になります。第1話は怒鳴り声の印象が強かったのですが、2話では怒鳴るシーンが少なく、少し穏和になったような。女の子に優しい部分と、若林と仲良くなれて気持ち味方ができたからかなぁ、なんだか人間らしくて微笑ましいです。

長尾くん演じる若林優馬は1話のキーマン。表情を見られたくない為に常にマスクをしていて、他の教師にもマスクをすることでクラスに居られることを察されてるほどの有名っぷりなので逆に目立ってしまっている。ちなみにポケットに予備もある。流石に食事の時は外していたところを原田先生に目撃されマスクを外すよう促される。このシーン、TV誌の事前情報やあらすじだと無理矢理外そうとする〜のような書かれ方だったため剥ぎ取るシーンを想像していたが実際には口撃というにも弱い諭す口調。若林も思ったより反撃できる子で。でも、若林視点だと触れられたくないものに触れられた事には違いないです。奇遇にも自分を利用しに来た東条に乗せられてしまいます。東条の「お前が勝ったらなんでも言うことを聞く」がどの程度響いたかわかりませんが、怯えながらも自分の平穏を脅かす2人を一度にどうにかしようとするんですから、この子もなかなか…です笑 結果は原田先生に諭され、仲間第1号になる若林ですが、マスクを取り生まれ変わります。2話では絶妙にうざい悟り具合でからかう女子に落ち着いて応答していて、もうマスクしなくて大丈夫なのね!どもってない!おめでとうの気持ちと、ああこの感じ、心当たりが…。(私か…?)これからクラスに馴染んでいくのか、我が道を行くのか…楽しみです。マスク着用時の瞳だけの表現にも是非見て欲しい。長尾くんの演技が好きですー♡泣

道枝くん演じる東条。1話では悪役を演じきりました。男女問わず周りに常に人がいる中心グループの1人で、やたら若林をいじめる。若林くんのことはクラスや中心グループがいじめているというよりは東条1人がいじめている。なんか微妙にリアル。1話の若林を利用する策も否定はせずとも明智は傍観。いざ、若林が屋上から飛び降りそうになると心配や不安を含んだ顔で見上げていて。何故よ、君が命じたのよ?絶妙な表情に情が移る役です。ずるい。続く2話で純愛を貫き株を爆上げした東条。いやあれはずるい。好きになっちゃうやつだった。明智へはごめんもありがとうも素直に言える子。2話ラスト明智にキレられてたので、ここ2人もどうなるか楽しみです…!若林がかつて東条になんかしたんか?って思うくらいいいやつ感を売ってくる。怪我で辞める他なくなったが中学時代はサッカー部。

永瀬くん演じる明智。黒幕オブ黒幕。得体の知れなさと絶対家庭環境に問題がありそうなクラス一頭の良い中心人物。単刀直入に言うと2年3組のボス。「誰が原田先生を辞めさせるか」ゲームの提案者。自分の予想外の事態が起こると機嫌が悪くなる。1話のラストで、原田先生が生み出したピースフルな景色にご機嫌を損ねている姿が印象的。2話では自ら美味しいネタを掴んで大手をかけるものの、東条の幼馴染への想いに負け不発に。恐らくは安い同情を嫌い、東条に噛みつきます。秀才だが、冷たいので女の子にもモテないらしい。中学時代は東条と同じサッカー部。辞めた理由は不明。

 

1話では、定刻10分前に閉まる校門と、若林のマスクを取り除いた原田先生。

シャットアウト、なるほどね。でも不登校の光岡は門があっても無くても引き返します。この辺リアルで難しい話ですね。そしてまさか冒頭のクラスのわちゃわちゃシーンがあのラストとは。ハマグリゲーム本来なら人にさすってもらって驚かす遊びだけれど、若林は自分で開けてしまった。クラスメイトに騙されて驚いた明智とは対照的だし、1話は若林が自らにちょっかいかける東条より明智を見ている気がして。この伏線?遊び心?めちゃくちゃ好きでした。

2話は女の見栄と、連帯責任、信頼のあり方、信じること、続けることの難しさ。身を滅ぼす嘘を原田先生が一喝します。これだけでまとまる辺り、話一つで見ると1話よりわかりやすい作りです。

 

正直一報を聞いたとき、そういうものをキャラクターインパクトとして利用するのは違うのではとも思いました。

でも人は当たり前のように、私自身もイメージ操作を利用するというか、少し攻めることで視線を集めることはあったし、この問題をデリケートなものとして色々思ってしまった時点で私も結局線を引いていたんだなと気付き悲しくなりました。ごめんなさい。こう自覚なく隔ててしまうことは人である限りどうしてもある。自分で気付くかどうかが大切だって昔テレビで聞いた気がする。

変わるきっかけや自分の中の問題の答えをテレビに示されたっていいじゃないか。出会いたい人間を生み出せるのがフィクションで、教師や医者はその典型だ。

それに、この手のものは説教ドラマと称されがちだけど。テレビに説教されるされたの表現をしている時点でなんらか引っかかる部分があるはずです。間違いに気付くのは自分だ。自分の手柄で間違いない。自己肯定感はあげてこ!

 

この通り骨の髄までひねくれ根暗なので、原田のぶお先生と正面対決するつもりで見ています笑

若林くんのマスクはあっさり取れちゃいましたが、私の恐怖は取れるのかしら。

これから原田先生と2年3組の生徒の学園生活がどうなるかとても楽しみです。

それにしても、私立豪林館学園高校だからゴリ学…かなり美形揃いの高校の略称がギャグチックでじわじわくる。原田先生により校門も壊され看板も落ちちゃったけどね…。

 

という訳で、毎週土曜日22時は是非一緒に俺スカ見ましょう!なドラマおすすめ記事でした。

今日は3話です。楽しみ!気が向いたらまた更新しますm(_ _)m