雪降る八月、花束を。

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メンズ校 12話 私的感想メモ

テレビ東京毎週水曜日0:12〜 ドラマホリック

「メンズ校」

について感じたもの思ったものの殴り書き記事です。

☆注意事項

公式制作元とは一切無関係の一個人の主観なので、異論や文句はお断り。本作を私が楽しむため以外の意図は御座いません。

実在の全てと切り離してお楽しみいただけますと幸いです。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子・関西Jr.の長尾謙杜くんを主に、事務所を贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

 

ドラマ メンズ校 公式サイトはこちら

https://www.tv-tokyo.co.jp/menskou/

DVD、Blu-rayBOXも発売決定しています。

原作は 和泉かねよし先生の「メンズ校」(小学館)。ですが、ドラマ版はオリジナルキャラクターや設定を加えたものになっています。

見逃し配信は期限内であれば各種配信サービスで視聴可能です。正式なあらすじと、配信については公式サイトを参照ください。

 

離島の男子校「私立栖鳳高校」。2年前の夏、この全寮制の進学校で絆を深めた7人の男子がいた。寮長の牧(道枝駿佑)と、野上(西畑大吾)、花井(長尾謙杜)、神木(高橋恭平)、源田(藤原丈一郎)、桃井(大西流星)。OBで元寮長の藤木(大橋和也)も島にやってくる。当時の思い出を語り、7人はまた新たな思い出を作るべく夏の海に飛び出す。

 

回想と未来の回!2年の間に、生徒が学校生活と私生活を送る際の不満点が色々改善されています…!

そして3年寮長の牧くん、だいぶ藤木先輩に寄っている笑 無意識に刷り込まれてる。なんか面白い。野上と共にニヤニヤリア充してますね〜。野上はやりよる男だ…変態にしてはカッコ良すぎますよやっぱり。アルカトラズエデン化計画も成功おめでとうございます。

花井回回想後の花ちゃんが本当にかわいい。きゅんってしちゃったって言い方が可愛すぎてこちらがきゅんです。

敢えて明示されていないお話かもなので野暮ですが、花ちゃんは可愛らしい話し方をするだけで、女性ではないというのが最終回まで見た私の見解です。ドラマメンズ校の花ちゃんの紹介看板は「気弱系男子」→「可愛い物好き男子」なんです。好きなモノを愛で、好きな服を着て、好きな口調で話す理由に性別や説明は必要でしょうか…必要になる時はあるかも知れませんが、今の仲間たちには説明不要でしたね。生き甲斐を取り戻し、花井衛として仲間の前では演じずにいられるようになったことが変化であり成長。自分の趣味嗜好を隠す目的で身につけた演技力も、いつか違う形で力になってくれるはず。

桃てぃんは髪を切ってる〜!作品の外の世界で見慣れた髪型に。アシメな襟足可愛かったので個人的には残念ですが。

藤木先輩はチャラく大学デビューしていて桃てぃんも私もあんなにピュアだった先輩が…と落胆。周りの環境って大事だね…これは皮肉?夢も先生から社長に変わっていて、それは良いんですがなんか先輩や同級生に騙されて変な投資させられたり代理人に立てられないか心配だな笑 先輩に関してはウザさ濃さ増し増しで帰ってきました。言葉にした夢が揺らいだり変わってしまうのはしょうがないこと。記事の先でも書いているのですが、桃てぃんはメンズの中で一番視聴者に近いので、藤木先輩の変化は、他人は自分の思い通りにはならないというオチとしては良く効いています。桃てぃんのチョップを懐かしがったり、エンディングでは砂浜で笑顔で2人で手押し相撲してるので嫌いになったわけではなさそう。優しいな桃てぃんは。

神木くんは血の繋がらない姉の真奈さんと相変わらず仲良く連絡を取りあっているよう。真奈さんの赤ちゃんが生まれ、神木くん赤ちゃんの写真を見せてくる妖怪になってて微笑ましい。コツコツ貯めた貯金でベビー服をプレゼントした様で。自分の思いに気づき、仲間に背中を押されながらも、最後は自分で決心し恋心を告げず、弟であることを選んだ神木くん。公言や告白だけが自由じゃない。本人の意思が尊重されてこそだが、墓まで隠すことも美しい救いのひとつ。結果、2年後姉弟共に幸せで仲良しな神木くんが証人です。

源田くんが奈緒ちゃんと復縁出来ていたのが今回一嬉しかったです。8話の終わり方の感じだと源田くんは奈緒ちゃんの事が好きだからこそ去るものは追わなそうだから、あとで奈緒ちゃんから連絡があってやり直せたのかな。想いが報われて良かった。奈緒ちゃんの実家で修行ってことは、苦い思い出がある地に戻る決心をしているということ…。源田くん、過去と向き合っていてすごい。

 

11話で鬼河原先生の30年前の仕掛けが生きたように、7人の翼にもいつか良い風が吹いたら良いな。未来で逃げ出したい誰かの希望になるも良し、タイムカプセルとして埋めているので時が経った自分達の翼になるのも良し。フェリーは2年後の時点で生徒が無料乗り放題になっているので、何らかの原因で許されたはずの権利を失った個人や、問題が起きて島がまた監獄に戻った時に生きるよね。

未来の生徒がみつけて、ハンググライダー自体を飛ばす事はなくても、それを作った彼らの存在、学校の歴史と彼らが成し遂げた改革には気付けるはずだ。このタイムカプセルを見つけられる未来のフランクモーリスなら、7人のように自主的に動き、また良い方向に変えられるかもしれないです。

メンズ達が残した青春のかたちは、あり合わせの材料で素人が設計し、向こう岸まで飛んだ事がないグライダー。ペットボトルイカダもそうだが、野上は早々に脱獄そのものよりみんなで作り上げる過程を楽しみ始めたし、他のみんなも野上の作戦を楽しみだした。結果ではなく過程に重点があるから、何度失敗しても仲間と相談して練り直す。それがまた楽しい。結果的に野上が一番青春しているが、理想の青春を作ったのも彼自身なんですよね。

描かれていない2年間にも、苦悩はあったはずです。何かしらの意図や経緯で作られた規律を変えるのは簡単ではない。彼らの成し遂げたものの偉大さの表現として荷物を仕分ける彼らの背後にたくさん盾や表彰状が映り込んでいて。(全て彼らの一代で得たものではないかもしれないけれど、背景にこれらを入れているということはそういう意味だと捉えています。)生徒自らが率先して動いたことで、改革が通るエンディングとても良かったです。

 

海、航海の手段を未来に残した鬼河原先生、1話の開かずの間の話や引きこもりの桃てぃんへの手厚さ、11話の対応…過去に何かあるのではと思ってしまう。自由になりたかった仲間、…かつて助けられなかった誰かが居たのかなとか。公式Twitterに書いてあった通り、7人も乗るサイズの船はとても1人じゃ運べない。こうかい、後悔。ダジャレじゃなく…笑

一方、最終回でのタイムカプセル以前にも、形を変えながらメンズ達と共演していた「空飛ぶ何か」。飛躍は良い意味の進歩向上の他に、順を踏まず大きく逸れる意味も持ちます。(話の飛躍 等)序盤5人に興味を持ち桃てぃんが飛ばす2話のドローン、5話の紙飛行機、からの6話手作りハンググライダーの流れを見ても秀逸です。思い付きのままギリギリを行き、結果環境を向上させた彼らにぴったりのテーマ。既製品を消費する側から、自分で生み出す側にまわった桃てぃんの進歩でもあるのですが、作中で一番私達と似た目線で、アオハルを感じながら見ていた彼の進歩であるというのが深みがあって好きなのです。流れる雲や昼夜で色を変える空は同じ景色を留めることが出来ない。人が創作する上での空は今現在の様子や自由や憧れ、夢を含むかたちの表現に使われることが多いですよね。

どちらも波や風に流されやすく、無事に着ける保証はないのは変わらないのですが。絶対安全なものってなくて、結局は自分の判断と協力の力と、最後は運だ…。括りが大人になってしまった私の主観で言わせてもらうと、明らかに無謀でも、大人になってから語れる思い出が増えるってだけで割と有意義に感じます。無茶推奨ってわけではないですが汗 

 

青空と海が良く似合う、青春はじけるラムネ味のドラマでした!今の今まで書き忘れて、完全に後出しだけれどラムネもキーアイテム。アイスもラムネ(ソーダ)味でしたもんね。

飲み物のラムネといえばあの独特のビン。充填時内側からビー玉で栓をして炭酸が抜けにくくしているらしい。これは最初の牧くんの息詰まった表現とも取れ、そんな牧くんも終盤には鷹野ちゃんに中のビー玉の取り出し方を教えてあげていて。これは牧くんが自由になれた表現なのかなと。最後はこちらの妄想ですが、甘酸っぱい青春を閉じ込め褪せさせない形で残すような。ラムネ飲みたくなる。

 

なにわ男子全員ドラマとして、メイン回もそれぞれ設けてもらえて嬉しかった。奇しくも「自由」に出来なかった今年、初回放送も当初より遅れ秋始まりになりました。でもまだまだ「自由」にはなれず、心も気温も冷え込む秋冬に、毎週この作品を楽しめたのはありがたすぎて。仲間の手を取り、各々自分の気持ちと向き合う描写が丁寧で、見ていてとても心温まりました。

 

ドラマメンズ校がきっかけでなにわ男子を知ってくださった方、どうか今後とも宜しくお願い致します。

最終回も無料配信期間ギリギリになってしまい申し訳ないです。

全12回ありがとうございました。

表現すること伝えることは死ぬほど難しいけど、私の感じる不思議やワクワクや納得が、このブログに目を通してくださった方のポジティブに思えるほうに伝われ!ってひたすら願って書き残しています。自分でもたまに何書いてるか分かっていない…泣

まだ放送中の地域の方は引き続き楽しんでください!

 

★ドラマ・舞台感想考察更新は不定期です。

次の題材は「青木さん家の奥さん」予定ですがアドリブ舞台なのと今後の開催状況的に、どうなるかは未だ不明です。