雪降る八月、花束を。

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となりのチカラ 9話 私的感想メモ

となりのチカラ 

https://www.tv-asahi.co.jp/tonarinotikara/

の9話の私的感想記事です。

 

☆注意事項

公式制作元とは一切無関係の一個人の主観なので、異論や文句はお断り。本作を私が楽しむため以外の意図は御座いません。

実在の全てと切り離してお楽しみいただけますと幸いです。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子の長尾謙杜くんを贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

 

正式なあらすじ、キャスト等詳細は公式サイトから。

Blu-ray&DVD BOX

2022年10月19日(水)発売決定!!

ということで、総括を含め本作品の最後の感想記事になります。

 

603号室に新しく引っ越してきた小日向さん。近隣住民から騒音など複数件苦情があり、マンションの管理人である星さんが手を焼いていました。注意するためにチャイムを鳴らせばナイフを片手に現れる荒んだ男。チカラくんにも助けを求めていた件でもあり、今回ついにボヤ騒ぎを起こしてしまう。幸いにもすぐに火は消し止められ被害は最少で済んだものの、懲りない小日向さんは下の階への漏水トラブルや共用部の公園で怒鳴り散らし周りの子供連れの家族を脅迫するなどやりたい放題。

仕切りたがりの頼子さんは、小日向さんに出て行ってもらおうと住民を集めた理事会を開く。チカラくんは小日向さんにも事情がある気がして頼子さんに反論するも、学さんの敵意と会場の多数決に一度屈してしまう。帰り際チカラくんを気にかける託也くんも、何か思うことがあるようで。

また、母国に帰ることにしたというマリアさんの話を聞いて想いを伝えられてない上条くんは苦しむ。住民たちに関わるのを止めると宣言してしまったチカラくんと以前のチカラくんが乗り移ったように悩み倒す灯ちゃん。干渉しないと決めたものの、どうしても向かいのカフェのカウンター席からも目に入る住人たちの様子。

勉強がうまくいかない高太郎くん。はじめての友達候補が出来るも素直になれない愛理ちゃん。事を荒立てた頼子さんは最愛の娘の美園さんと孫に再び出ていかれたまま。学さんの元へは達代さんと好美ちゃんが遂に離婚届を持って現れる。チカラくんはふと心当たりを見つけ、小日向さんと接触を試みる。小日向さんはどうして迷惑行為にはしるのか。また祖母の清江さんが介護施設に入居したため、一人暮らしになってしまった託也くんはチカラくんにあるお願いをする。

それぞれに訪れる変化の時。変われる時も変われない時もいつもとなりに。

ラストの着地は是非本編で。

あとはこの作品をみた、私なりの答えをこの下に書こうと思います。

 

自分と他人は同じじゃないけど、すぐそばにいる事実はあって。同じではないと分かっているのに時に泣いて腹を立てて苦しんでしまう。また、自分が苦しんでいることに気づかないほどそれが当たり前になっている他人がいます。本当に不幸になる前に気づいてあげられるチカラ、それこそがとなりのチカラだと思います。

もう一つ。周りのことを的確に判断したり考える時間が確保できるのは自分が安定しててこそです。どうしてもしんどい時は自由気ままな猫ちゃんになって良し。それか逆に相手を猫ちゃんと思えば、比べてしまったり腹が立たなくなり関係も拗れず良いのかもしれません。体の作りも違えば思うことも視界も置かれた環境も違う。また人と猫は言葉での正確な意思疎通ができないですから。実は、既に猫ちゃんは環境適応が進んで人の言葉を理解していたとしてもその事を知る術は人にはないわけです。結局言葉や行動の裏が、本人が話してくれない限り仮説に過ぎないのは人間同士だって同じです。

そのうち技術が発展して動物と会話出来る様になったりするのかな。でも人命を俯瞰すると一定のタイミングで機械的な正解より体温のある歪を求めるところがありますよね。寒さや孤独は、生き物としての命の危機。だから、必死に他人や世界と繋がっているふりをするんだ。

完璧じゃなくて良い、話す。謝る。考え直す。ときには逃げたり、放っておく。構いすぎも構わなさすぎも毒。お互いにお互いを尊重して向き合って、気ままな猫を…家族を眺めるように程よい距離感で関係を築くのが実は幸せへの近道ってとこでしょうか。猫ちゃんが重要というのは、放送開始前から出ていた情報です。ペットが云々かもと以前の記事で書いていましたが、家族でとなりで呼吸をする命そのものでしたね。

中腰ヒーローチカラくんの背中を見た託也くん。意外に9話も託也くん的見どころたっぷりで嬉しかったです。小日向さんの部屋に入ってしまったチカラくんを心配した際の中腰シーン可愛すぎました。チカラくんのものの見方を取り入れながらも完全なコピーにもならないところがしっかりしている。人に頼れて弱音も吐けるようになって。本当にいい子でした。君は絶対良い先生になれるよ。

 

大人になってから呪いを解くことの難しさ、次世代・子は宝で断ち切らなければならない部分と妥協点は脚本家さんの得意な部分な感じですよね。この記事の解釈はあくまで私の解釈にすぎません。意図と違ったら…土下座します。

私は社交性が劣るため、社会派ドラマを派手に語れるだけの力量がなくすみません。感情労働は得意なつもりだったんですが、独論にしても文字に起こすにあたり人としての経験値が足りていないと感じました。些細な気づきも糧に、今後も日々精進します。

お付き合いいただいた方々、本当にありがとうございました。一緒に楽しめて嬉しかったです。考え深い良きドラマでした!!

今後とも長尾謙杜くんや、なにわ男子を宜しくお願い致します。

 

となりのぬくもりを大事に。みなさまの明日が少しだけ気楽に、優しいものになりますように。