雪降る八月、花束を。

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となりのチカラ 7話 私的感想メモ

となりのチカラ 

https://www.tv-asahi.co.jp/tonarinotikara/

の7話の私的感想記事です。

 

☆注意事項

公式制作元とは一切無関係の一個人の主観なので、異論や文句はお断り。本作を私が楽しむため以外の意図は御座いません。

実在の全てと切り離してお楽しみいただけますと幸いです。

なんらかの形でこのブログを見てしまっている方へ。私はなにわ男子の長尾謙杜くんを贔屓にしている素人です。その点ご理解頂いた上で読んでいただけると助かります。

 

正式なあらすじ、キャスト等詳細は公式サイトから。

 

7話はご近所さんではなく我が家の大問題?!前回ラストシーンで、チカラくんと一緒にいたくないと言い残して出て行ってしまった妻の灯ちゃん。家出の理由を当てるまで浜松の実家から帰ってこないといいます。

我が家の問題で悩んでいる間に近隣住民から様々な問題が発生するも、チカラくんに他人の為に悩む余裕はなく、その場しのぎのアドバイスしかできませんでした。様子を見ると約束した認知症の清江さんの日課のピアノが弾けなくなったSOSも無視してしまったり、チカラくんの言われるまま対応してうまくいかなかった住人達からの信頼を失ってしまいます。非難轟々のなか、怒ってトイレにこもってしまうなんとも頼りないチカラくんでした。

母を呼び戻せない父の不甲斐無さに子供達までも灯ちゃんを追いかけて家出…のふりをし子供達だけで説得を試みますが失敗。灯ちゃんに追い返されてしまいます。

何も解決できず柄でもなく荒れたチカラくんを心配する上条くんが痛々しいし、茶化しながらも離婚は避けたいと父に協力する良き子供達。灯ちゃんとチカラくんが惹かれあった理由と、灯ちゃんの葛藤の分かる7話。

考察や感想に当たり外れはつけたくないのですが、灯ちゃんの家出理由は6話の記事に書いた分が掠っていて本放送直後心臓がバクバク鳴っていました。

灯ちゃんはお寺の子で家業を継いで住職として困ってる人を助けたかったが、女というだけで後継にしてもらえなかった。元々人助けが好きで、困っている人を助け回ろうとするチカラくんを自由にさせているのも、意外と根本の考えが似ていたからなんですね。

家族で我が子といえど人間が違うし、子育ては難しい。邪魔の入らない夫婦の相談の時間は大事。チカラくん自身はそれなりに良い父親をこなしていたつもりだったのだが…?

このままだと結末まで全部書いちゃいそうなので、チカラくんが灯ちゃんに相談された問題そのものや細かい部分は本編や公式サイト次回予告を見てください!灯ちゃんはえらい。

7話中で比較的前向きで明るい顔をしているのは、夫のDVから逃げ出して、好美ちゃんを連れて自立する選択をした達代さんと、認知症でチカラくんに対しての記憶が少し前に戻っている時の清江さんくらいでした。あとは、達代さんに出ていかれたDV夫の学さんも笑っているけど、これはチカラざまあないな!の嘲笑なので違うかな…いやでもどうかな。

なかなかしんどい展開の中吹っ切れた達代さんの元気な姿に癒されました。とても素敵。頑固だった部分も良い方向に生きていて。仕事を紹介してくれた灯ちゃんが不在でも、心配はするものの下手に事情を探ったり首を突っ込まずに落ち着いて、自分の仕事をこなしています。

認知症の進行した清江さんはチカラくんが分からないまま、チカラくんの話をチカラくんにしたことで彼に自分自身を見せ、灯ちゃんとの仲直りのきっかけを与えました。ただ、自宅に戻る際に、呼びに来た孫の託也くんをチカラくんと勘違いしているのが切ない。

他人の事情を深掘り深追いしないこと、思い出さずそのまま忘れていること。これらは救いになる時があります。チカラくんがひたすら苦しんだ7話で達代さんと清江さんがもっていたこの二つの笑顔は、多分チカラくんが両親を亡くした際に一緒に無くしてしまっているものなのでは…?つらい!!泣 確かに嘲笑と言いたい事をはっきり言いきる学さん的部分もチカラくんには無いですね…。

頼れるからといって頼りきりになる一部を除いた住人達の考え方にも問題がある気はします。自分の意思が定まらない状態で意見を求めて、言われるままに実行し、上手くいかなければ意見者のせいにできる。これもこれで逃げ道としては有効な場面はあるのですが、それではチカラくんは殴られ損というか…所詮他人と割り切るべきか。社会派作品だから事実を突きつける部分もあれどもう少し優しい結末を信じていたい。このままでは終わってほしくない。私はそう思っています。

チカラくんは無意識でご近所さんの役に立てるヒーローやリーダー的立場を目指していたのですがその理想像も周囲の信頼も今回で完全に崩れています。ここにきて…?!となりのチカラとは何なのか?この作品のメッセージ性の部分が再びぼかされたので、今後の展開がますます読めません。

 

続く8話では、ヤングケアラー問題の503号室の柏木家に再びスポット。認知症が進行している清江さんに、今回チカラくんに対する期待値が地に落ちた託也くん。さらに灯ちゃんの提示した中越家の中の問題ものしかかり、一筋縄ではいかない状態。中越チカラ、さあどう向き合う。

 

長尾くんが自身の役の見どころと言った8話がきてしまった…。2話と並ぶ程託也くん堪能回らしいので楽しみ。暫定措置では思いの外保てなかった、託也くんと清江さんの理想の未来。2話では確か夢、と表現されていたか。夢叶わずの現実が悲しいけれど、最後まで見守ろうと思います。

一緒に放送楽しめたら嬉しいです。